これほど多くの人生に強く影響を及ぼした本は存在するのでしょうか…
この本を読んでバックパックを背負い旅に出た人がどれだけいるのか…
それにより人生を豊かにした人…
もしかしたら、それにより辛い人生を送ることになった人…
この写真にある文庫本の表紙、この絵が小説「深夜特急」のイメージ。
それほどの残像、ひたすら走り続ける特急。
深い闇の夜を、終わり見えない旅の日々。
香港からロンドンまでの長く続く旅の日々、けっして贅沢な話なく、なぜに続けるのかも考えてしまうような旅。
紀行文でありながら、著者の人生を物語っていきます。
それが読者の人生をも引きずり込んでいく深き世界。
写真の第1巻、発行年月日は平成10年。
この本は古本で買ったことはない。
それなら20年以上、ずっと一緒に日本、そしてニュージーランドの落ち着きない人生の中、本棚に鎮座してきました。
20代、働きづめで旅行をする余裕などかけらもなく、会社を辞めてからは寝る間もなく働きながら学生しながらの後半。
そしてやっとこれからの将来を見据えることだできるようになった頃に出会った「深夜特急」
若くして読む、それとも年齢を重ねてから読む、いづれにしても読んでしまったら、この闇の中の特急に乗るしかありません。
安定した日常生活を離れ、不安定な非日常生活に飛び込む勇気を旅が待っています。
その特急はもしかしたら、エア・ニュージーなのかもしれません。
そんなあなたを、ニュージーランドでお待ちしています。
なんのこっちゃ(笑)
さっぱり本の内容紹介なし(笑)
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