第13話 ニュージー専門留学 授業が始まる!

Yoshiの 留学 体験記 〈 完 〉

性格なのか、ほぼほぼ緊張することのない私。
ですが、さすがに授業初日です。
小学校の新一年生のように緊張の面持ち、ホームステイから徒歩で向かいます。

EIT(EASTERN INSTITUTE OF TECHNOLOGY) in Napier
ニュージーランドのポリテクニック(国立高等教育機関)での専門課程。

大学よりも将来を見据えた職業教育が中心。
とはいえ、コースも多彩です。
大工さん、床屋さん、経済、コンピューター、先生、ワイン、芸術、看護師、パイロット…
当時、全校生徒は9,000人ほどだったかと。

学校の様子も徐々にお伝えしていきますが、もう大学のようであり、日本にないカラフル、おしゃれで美しいキャンパス。

私の専攻コース、『Diploma of Recreation & Sport』
最短1年間で、必須科目すべてを修了可能。
資格的には、日本の専門学校卒、ニュージーランドではLevel5のコース。

主な履修科目内容。
・スポーツマネージメント
・基礎医学
・栄養学
・コーチング学
・エクササイズ

大学と同じように授業によって、広大なキャンパス内を大移動。
図書館、コンピュータールーム、またマッサージコースと看護師コース学生と一緒に学ぶ専用学舎。
そして他コースと違うのは、立派過ぎるアリーナ(体育館&ジム、他)が授業の中心となること。

簡単な説明はここまで。

日本と違い、入学式など格式ばったセレモニーはありません。
初日はウェルカムBBQ!
なんともニュージーランドらしいお迎えですね。

アリーナのうらにある芝生広場。
きっと想像以上に広すぎる、ホームステイから徒歩2分ですが(笑)

なぁ~んとなく集まった学生らしき、そして講師陣らしき衆?
みんなラフすぎる服装で、誰が学生やら講師やら?

そのうち自己紹介が何となく芝生の上で立ったまま始まる。
だんだんと状況把握していきます。

講師の中に、入学試験の面接担当官だった優しいブルース・ウィルス風、『ジョン』がいました。
ジョンは、日本でいう担任のようです。

その上にドクターである学部長は、この後に色々と絡むこととなるおっちゃん。
自分より明らかに年下の講師も数人です。

そして学生たち。
スポーツコースなので、もっとごっつい若者ばかりかと思いきやそうでもない。
よくよく思えば、老若男女問わず国民がスポーツバカでした。
女性の方が多かった。
そして予想外がもうひとつ、自分は一番年上かと思いきや、さにあらず。
下は17歳、上は60歳が同級生。
同級生は、この時点で36人もいたのです。

紹介しましょう、留学生の2人。
これからの専門留学生活、私と一緒に主役として登場します。

台湾人留学生、チー(Chi)、23歳(当時)
ロシア人留学生 オレグ 36歳(当時)

これから一緒に苦しむこととなる仲間、戦友です。
2人のことはゆっくりとお話していきましょう。
自分を含めて留学生は3人のみ。
もちろん日本人などは私のみ。

こんなグループでBBQの時間でしたね。
この時間だけでも、はっきり理解できたことがあります。
さっぱり英語わかりません…
どうしましょう…
何を言っているんだろう…
何も話せない…

語学学校を優秀に修了したはず?(笑)
同じ留学生のチー、EITの付属語学コースで英語を昨年1年間履修。
同じ語学留学1年後の入学ながら、各段にチーの英語力が上。
まぁね、若いしね~(心で慰め、言い訳…)

そしてオレグの英語力、スピーキングやリスニング、まったく問題ない。
さすがにヨーロッパ人よね。

ここに日本人がポツゥンとひとり。。(泣)

ウェルカムBBQも終わり、最初となる授業。
何となく、留学生3人は一緒、早くも仲間意識しっかりみたい。
やる気満々、一番若いチーに引っ張られて、大きな階段教室の最前列に座る3人。

授業はコンピューターの授業です。
スポーツコースながら、履修前半はアサイメント(論文)作成の基礎となる座学がびっしり。
授業中、メガネをかけたおばちゃん講師から何度も口にされる。
「ダータ、ダータ。。。。ダータ…」

「ダータ」って何だ?
当然のように授業内容はさっぱりわかりません、配布資料だけを見ているだけ。
ハハァ~ さっぱりわからん(泣)
もう12年前のことながら、EITでの最初の授業、記憶に残っているんです。
思い出すたびに悲壮感、絶望感、これからを憂えるばかり…

授業も終わりを告げる頃、配布資料の中にひとつの単語を見つけました。
『data』

data データ data データ データ data ダータ ダータ?

ダータ って データ!

最初の授業で学んだこと、これだけでした。
こうして専門留学生活の幕が開けてしまいました…
わたし、大丈夫でしょうか(泣)

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