英語習得のヒントかも 第3弾 「英語がわかる?」

英語習得のヒントかも

大学の後輩・山ちゃんの結婚記者会見をBGMに、Inkscapeで描画した図が下に。
しずちゃんからの「真面目にやってればええことあんねんなぁ」
その言葉が染みいるニュージーランドでの時間です。
おめでとうございます!

とってもよい大人になってから語学留学をした私。
何も英語に関して知識も技能もまったく秀でているわけでもない素人。

専門的には、間違いなく、これから語ることは間違いです。
脳解剖学的な言語野についての知識はゼロでございます。

恐縮ながら長年考えていること、「英語がわかる」とは、どういうこと?
この日本人にとって「英語がわかる」という意味をどうとらえるかにより、英語習得法、目標もまったく変わると思っています。
現在地での、それに関する思い、考えを小さい声で言ってみますね。

図をご覧ください。

Aの英語言語野を利用して「Book」と聞く。
この「Book」という意味をどう理解するか?

1、A → B → C
「Book」と聞いた瞬間に、Bの日本語言語野を利用して「本」と理解し、Cのイメージが浮かぶ。

2、A → C
「Book」と聞いた瞬間に、Cのイメージが浮かぶ。

私たち日本人が中学生の頃から必死に訓練をさせられていたこと。
「次の英文を和訳しなさい。」
これはまさしく、1のパターン。

はたしてこれが「英語がわかる」ことなのでしょうか?
私の答えは「No!」
決して英語を聞いて日本語でわかることではないと思っています。

英語ができない日本人の弊害は、ここにあるのではないでしょうか。

「Book」と聞いたら、Cのようなイメージとして理解する。
これこそ「英語がわかる」ということだと思う今なんです。

スピード的にはいかがでしょうか。
日常会話のやり取り中で、英語を聞き、日本語言語野を通してイメージを得る。
もしくは英語を聞き、イメージを得る。

どちらが早く反応できるのか、スムーズな英会話はどちらでしょうか?
もちろん、日本語を通さず、イメージを繰り返し浮かべながら言葉のキャッチポール。

ですから、大きな目標として、いかに英語を日本語通さずにイメージするか。
つまりA → B → C ではなく、A → C を目指す。
よく言われる、「英語は英語で」とはこういうことではないかと思っています。
これが究極的に「英語がわかる」ことに近づく道ではないでしょうか。

この訓練には時間と環境が大切です。
言語野の利用方法がとても優秀な方はこの時間が短い。
英語だけでなく、各言語習得も簡単に成し遂げてしまう羨ましい人もいます。
大人になればなるほど、やはり時間は長く必要となります。

そして環境です。
日本国内で、一歩外に出ると看板もアナウンスも日本語環境。
例えばニュージーランド国内なら、標識も買い物もすべて英語。
この英語環境にいることが、英語言語野を使いこなすことに必要なこと。
けっして日本の駅前留学では無理。

海外在住歴の長さが、ある程度英語力にも比例する一因。
それがここにあるのではと思っている私です。

プロの通訳さん。
英語言語野と日本語言語野の行き来を訓練されたプロ。
通常の英語では必要ありません。

私もツアー中などで通訳することがあります。
プロの通訳さんとは違い。英語を聞いてイメージを得る。
残ったイメージを何とか日本語で説明しているのがわたしです。

日常ではイメージした瞬時から抹消していくので、プロの通訳さんにそうそう簡単にはなれません。訓練が必要かと思います。
ですが、そこを目指す必要は何もありません。

いかに日本語言語野を使わずに英語を理解する。
理解を超えて反射的な適応状態になるのではないでしょうか。

お伝えしたいこと、少しわかっていただけたでしょうか?
まったく手応えありません(笑)

一度では無理、次の機会にはもう少し具体的なお話ができれば。
また頑張ってトライしてみます。

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