第12話 ニュージー専門留学 初!ホームステイ編 その2

Yoshiの 留学 体験記 〈 完 〉

第11話において、初めてのホームステイ、その入り口をお話しました。
今回は、その先、実際のホームステイをもう少し進めてみます。

大人になってからのホームステイってどうなの?
そんな心配をされる方も日本にはとても多い。

ですが、実際に私は当時すでにアラフォー。
立派な大人でありました。

答えからいうと、まったく問題ありませんでした。

ホームステイメイトのエレイナは、当時23歳(だったかと)。
ホストファミリーのルイス&ケビンとは友達のようでもありました。

ホームステイでもっとも問題なることが多いのはお食事。
自分にとってもkiwi式の家庭料理は初めてのこと。
よい歳になりながらも、色々な驚くことも。

食卓には必ずマッシュポテトの山。
それも味付けなし、塩や胡椒は各自お好みで。
これが主食であるということに気付くことに時間が必要ありません。
なんせ毎晩ですから(笑)

当然のことながらお刺身ありません。
ケビンが自宅庭に置いてあるボートで週末は釣りにも。
「Yoshi、鯛釣ってきたぞ~」
と50㎝オーバーのタイ~!
それが1時間後には、オーブンからしっかり焼かれて食卓へ。
「もったいない~」と心で嘆くも仕方がなく。

ということで慣れてくると、釣ってきた鯛を横取りして料理!
さばいて少しだけお刺身に、残りをオーブンやフライにしてと。
本当に欧米文化では刺し身を食べないのね、と実感したのはこの時。

毎晩真面目に自室でお勉強をするが、籠ることを許さないルイス。
食後、夜8時になると決まって、大声で呼ばれます。
「Yoshi、マイロ~!」

マイロです、英語でMILO。
わかりますか?
これ、ネスカフェ・ミロ。
日本ではミロでおなじみ、ココア風麦芽飲料。
毎晩、マイロをエレイナと自分のために用意してくれるルイス。
ルイスが焼くクッキーは、この国でも味わったことのない、素晴らしく美味でもありました。

そんな恵まれた夕食。
朝食、昼食は好きなように冷蔵庫と食糧庫のものを。

朝食に食べた冷蔵庫のものが、実はケビンがゴルフに持参するお弁当だったことも。
それにケビンが子供のようにマジにお怒りで、できない英語とわからない英語で口喧嘩したことも。

ルイスやケビンにとっても、自分やエレイナはまったく手のかからない留学生だったことだと思います。
ニュージーランドでは金曜日からすでに週末気分。
ケビン夫婦も安心して金曜日から日曜日までの週末を外出して楽しむように。

いつの間にか夕食当番が決定。
毎週金曜日はYoshiが当番で和食の夕食。
毎週土曜日はエレイナが当番の四川料理。

自分も料理に困ることもなく、またエレイナの四川料理は本格的。
金曜、土曜とホームステイにはケビン&ルイスがいなくとも、日本人と中国、台湾人留学生が集う夕食となりました。

 

それから10年以上が過ぎたYoshiの将来。
スーパーで買い物をしていると、突然背後にぶつかるショッピング・カート。
振り返るとそこにはニヤついた笑顔で立つケビン、その横には優しそうなルイス。
ゴルフ場や犬の散歩でもよくよく出会う。

まぁ、そんな感じで短いながらホストだった2人とは、ネイピアでも続く関係。

きっと私はラッキーだったと思います。
確かにホームステイ先との相性は良い時も残念なこともあるのは現実。

ホームステイには良い点もあれば、不便なこともあって当然。
文化の違いもあるので、ストレスに感じることもあることでしょう。

それでもkiwiの家庭を経験することを是非オススメします。
私のように、または私以上の年齢であってもです!

こうしてニュージーランドでのポリテク留学前半、ホームステイでの生活を送ったのです。

次回は、ポリテクでの学校生活が始まります。
つらく、楽しく、短くも長い、人生のうちでも濃い~怒涛の1年。

つづく

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