地元男子高校で、大人気のお祭り!

その日の日記

連日の催し物シリーズです。
なぜにこのシーズンに集まるのでしょうか。

3月、もうすぐ短い夏も終わり。
一瞬で過ぎ去る秋もすぐ。
そして長ーい冬がやってきます。
それはクリスマスまでの暗く寒い南半球の半年間。

土曜日のインターナショナル・カルチャー・デーに続き、日曜日は同じヘイスティングスで男子高校のガラ(Gala)です。

Galaとは?この時期色々な学校で行われるもの。
特に今日のGalaは地元の住民楽しみに待っている催し。
もはや市をも代表するこの時期の一大イベント!

学校の文化祭とは全然違います。
学校生徒、職員、保護者が一丸となって、学校予算を稼ぎます!
生徒による音楽や出し物などはほんの少し。

食べ物系ブースが数多く。
特等は、ヘリコプター周遊の有料くじ引き大会。
プロを使ってのオークション。
そして1年をかけて集めた骨董とも呼べないガラクタから服、本、カバン、額縁…
莫大な量のセカンドハンドを売りまくり。
写真のような、こんなガラクタ売れるん?と思っていてもドンドン売れていきます!

これからの冬に必需品、暖炉の”まき”まで売っとります。

美味しいビーフサンドイッチも楽しくサポート留学生と一緒に!

オークション、プロを使って?
よく市場でガラガラ声で100円、200円、1,000円…… と値段引き上げていくおっちゃんいますよね。
あれです。色々な催しまわって、出し物見ながら声掛けてオークションを進めるプロ、お写真の赤い服着たおっちゃん集団。

はい、これ大好き。過去のこのガラで私は毎年のように何かをオークションで落としております。そんなアジア人もそういない(笑)
なんていうとお金持ち的な響き。
ではなく、1ドルや10ドルから始まる、まずもって庶民的なオークション。

自宅の作業場にある椅子はほとんどこのオークションで落札したセカンドハンドばかり。
他、色々なものがこのガラでゲット!

今回は、学校の食堂で使っていた赤いトレー!ごくごく単純な長方形のプラスチック・トレーです。ですが当然中古の傷だらけ、気にしない。

何に使うかというと、弊社サポート中の地元限定留学生を集めた日本食パーティ(ヨッテコット・ぱ~てぃ~)。
日頃はホームステイや寮で食べることができない和食でお食事会を年2回ほど。

その時に使うトレーが欲しかった!買えばいいやん!といっても、ここは南半球の小国。
そんなに欲しい物が簡単には揃わない。

それが今回のオークションで登場!
オ~、いざ関ヶ原!と思いきや、その枚数はもう100枚以上?そんなに必要ない。
25枚ぐらいでOK!と思っているうちに、なんとGala主催校の学生が6ドル50セント(500円ほど)で落札…

あ~と思っていましたが、弊社サポート中の日本人高校生にお願いをして競り落とした学生に交渉してもらいました。(後で聞いたら同じサッカー部)
「25枚でいいから売ってくださいまし。」

結果、25枚を4ドルでお譲りいただきました!新品なら1枚4ドルでは買えない、まして探すだけでも大変。
重量からして日本から輸入や持込などは考えられない。

こうして海外在住日本人は物を探していくのです。
東急ハンズやロフト、ドンキなどはない世界。
欲しいものが簡単に揃うこともない国です。痒い所に手が届き、選択肢が無数にあるわけでもありません。

なので、セカンドハンドの需要や人気は日本の比ではなく、日常生活でも大切なもの。

ですから今日のGalaも朝9時の時点で駐車場探しも大変な人気。
使えるものは貴重に使います。ECOとか格好良く言わずも当然のように生きる知恵として。

選択肢が多ければ、美しい新品を手に入れることができれば、それが幸せという世界ではありません。

トレーが入手できた喜びがブログのネタになってしまうほど(笑)

家も車も同じ。直しながら使う、古くても働く、住むことができるということは質がよいから、だから価値が高い。
そんな国を経験してみませんか?
きっと価値観をも変わります。

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