インターナショナル・カルチャー・デー お祭り!

その日の日記

時差ボケ、そして体が揺れております。
時差4時間、これがクリアされるまでに最近は1週間かかってしまう現実。

ニュージーランド帰国翌日、年に1度の催し、「インターナショナル カルチャー デー」です、楽しみのひとつ。
場所はネイピアのお隣の街、ヘイスティングス(Hastings)にて。

このお祭りは、大きな公園(東京ドームぐらいはある街中の普通の公園)でニュージーランドに住む移民が、祖国ごとのテントで祖国の料理を売り出します。お安くです。
お祭りの国別料理屋台みたいな感じを想像してくださいね。

また他にも各国の踊りの披露などもありますが、郷土料理がメイン!こちらの楽しみも、もちろん食べ歩き!

思い出すだけでも、出揃うお国は、

中国、台湾、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、フィジー、ブラジル、チェコ、ウクライナ、ロシア…
(日本の出店は近年なしです。)

インドネシアの串料理「サテ」、チェコのスウィーツ、ロシアのピロシキ、中国のシュウマイなどなどをいただきました。

実は12年ほど前、その時にはあった日本ブースで、私も参加しておりました。
ソースの焦げる香りを一面に拡散して集客。ミニサイズのお好み焼きを1日中1人で焼き係しておりました。
それはそれは、会場一番の行列を作り、300枚ほど焼き続けたのもよい思い出です。

あの頃はポリテク(国立高等専門学校)の学生、光陰矢の如し、Times flies ですね。

 

たった2日前は、単一民族国家の日本の中に混じっておりました。
最近は日本も外国人が増えたゎ、と言われますが、海外に出るとまだまだほぼほぼ日本人のみの国。

ここニュージーランドは移民が来てもらわないと人口が減ってしまう。
優秀なkiwi(ニュージーランド人の愛称)は、収入がよいオーストラリアやイギリス、アメリカなどに出国しまいます。英語圏の強さでもあり、難しさでも。

ただニュージーランド国家としても、どんな移民もウェルカムではありません。
英語が話せるのは最低条件、税金をしっかりこの国で支払う能力を有し、医療費の支出が必要ない健康で、犯罪の心配のない優秀な移民が欲しい。

それは、この国だけでなく、アメリカでもドイツ、イタリア、フランス、世界どこの国でも同じこと。

そして現在はどこの国も中国の経済力が欲しいながらも、その反面、あまりにも住宅の買い占めなどで悪影響も…
そのバランスを取る難しさに翻弄される世界の事情。

それが今は中国、30年ほど前はバブル時の日本が世界の対象者だったわけです。

そのように自分がアジア人、日本人であることを意識しながら生きる毎日にもどりました。自分も移民の一人として、ニュージーランドで住まわせていただく有難さです。

日本では外国人が目の敵にされたり、外見や出身が日本でないと、差別もしくは区別をされる環境。
もちろんニュージーランドも含めて、そんなことがゼロな国は存在しません。

ですが現実、このニュージーランドで日本人だからと嫌な思いを直接経験したことは、ほぼありません。
まわりには、自分が中国人なのか韓国人、台湾人、もしくは日本人なのかはまったく区別がついていません。
そんなん、雰囲気や着ている服でわかるやん!っていうのは日本人側の視点だから。

日本人が欧米人を見てもどこの出身なのか、まったくわからないのと同じです。
(けっこう、欧米社会に生きると、なんとなくそれもわかるようになってきている気がします。)

ですが、どこ出身っと聞かれて、「日本人」と言うと小さな笑顔の中にホッとした表情が見られることが多いのも事実。
特にマオリ人にとって日本人は何か親しみを感じる人種なのでしょう。その逆で自分もマオリ人には何か共通するものを感じます。
学生時代はマオリ人の友達も多く、助け、助けられての生活でした。

マオリ語も日本語に似ていますし、きっと昔、むか~しのご先祖さんでは何かの繋がりの痕跡がDNAに残っているのでしょう。

日本人として、外から日本を俯瞰し、少数民族として海外で生きるという経験は、自分の人生でも大きなことです。
同じように、世界から苦労して南半球底の小国にたどりついた移民が集います。
今日は思いっきり祖国の文化を披露して楽しむ、それを子供連れも多いkiwiも満喫する1日です。

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