丘の上まで散歩を、柴犬と

その日の日記

海外生活の理不尽さをしっかりと味わった8月も終わり、9月を迎えました。
ニュージーランドで共に生きる、柴犬『せん』さんも早いもので7歳です。

子供の頃と比較すれば活動量も減少しながら、散歩やドライブをこよなく愛する柴犬。
もし1日散歩をしなければ、それは人生ではなく犬生においては3日間外出をしないことと同じ。

それを考えても散歩をしないわけにはいかない。
そしてひとたび共に歩けば、おおよそ4㎞の運動になります。
これは犬だけでなく、人間にも当然健康にもプラス。

日本で歩く4㎞と違い、起伏あり、自然ありの4Kmの方がずっとカロリーを消費してくれます。

散歩コースはバラエティ豊かであり、2日として同じ選択をしない。
犬も人間も飽きがこないように。

最初の選択は、大きく3つ。
海、丘、川、公園、林。
それぞれに複数のコース選択が可能です。

天気がよろしいと海。
雨模様は、木陰で濡れることが少ない林を選択。
時間がないと近くの公園へ。

そして、見晴らしのよいベンチでボケ~としたい時の選択は『丘』でございます。
もうひとつ選択の条件として、人間が持つ古傷の左膝の調子が良いこと (笑)
やばい年齢でしょうか…

今日は『丘』の選択日。
車で10分走れば丘の麓に駐車です。
そこからゆっくりと柴犬におまかせ、それについて歩くのです。

丘には羊さんが放牧されていることが多い。
まったく羊さんがいない時、それは他で放牧中、丘の草の成長を待っていることを意味します。

今回は、いつも以上に羊さんが多く。
みなさん春を迎えて、年に2度ある毛刈りをされて見た目は寒そうですね。
柴犬が突然、羊の群れに向かわないように、首輪にはロングリード(8mほど)付きで散歩です。

いつもの丘の中腹にあるベンチに座っていると、羊さんが2匹、ジィ~とこちらを遠めから凝視。
『早く、帰らんかいな~ そこはあたしらの遊び場だから、ダメェ~~ェ!』
そんな感じでしょうか(笑)

それにしても何もない丘からの眺め、街を見下ろす、柴犬と日本人。
柴犬の心の声も聞こえてきそうな静けさ。

なぜか、ベンチしたで横たわっている柴犬がいっぴき。
写真の左に小さいながら、凝視する羊さんが2匹写っているのがわかりますか?

『あたしら、なぜにこんな遥か彼方の地で、生きているのでございましょうね~』
『ワンワン言ってたらOKのあたしと違って、この日本人は英語が特に達者なわけでもないのにね~』
『といっても、今さら、日本のコンクリートジャングルで、one of 柴犬として生きていくのも面倒よ』
『この国だったら、みんな柴犬知らないから、あたしゃ、すっごい人気者だしね(笑)』

人間の心の声、現在は愚痴がほとんどですので、ここでは省略です。
そのうち、ブログでお話できるようなこともあればよいのですが(笑)

さて、下り坂の方が半月板足りない左膝には危険。
ゆっくり、じっくり、じわじわと下りましょうか。

途中には、草ソリのスペースも。
特別、看板があるわけでもなく。そこだけ綺麗に牧草が刈られております。
適当に、落ちている、お尻サイズの段ボール紙。
眼下のゴールには、段ボールを捨てる大きなゴミ箱が置いてあるだけ。

日本でしたら、監視員がいて、『危険ですので…』的な責任回避用看板がある。
ここはケガしても、事故があっても、『自己責任』的な考えがまかり通ります。
『どう責任取ってくれるんですか!、安全対策がなってない!』という声が聞こえてきません。

柴犬が、
『おい、一緒に草ソリしようやワン!』
そんなお誘いは、無視です。
ここで怪我したら、8月終わって、せっかくの9月が台無しはイヤでございます!
元気に日本帰国もしなくてはなりません!!

ゆるりと下りて、後はドライブ、途中でコーヒー買って帰りましょうね。

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