大阪の街で お節介ですね!

- 日本帰国生活

日本帰国をしている間、ついつい我慢ならずしてしまう。
やめておけばよいのに、気付けば話かけてる。
決して日本語ではできない小心者なのに、英語だと平気。

どちらが本当の自分なのかよくわかりません(笑)

ご存知の通り、今の日本には海外からの旅行者が溢れています。
今回帰国時も同様、ただやはり韓国人少なし、すれに中国人も以前より減った感があります。
その代わりに、欧米人がとても多い。
当然、ラグビーの影響も大きいのでしょうが、出場していないドイツ人が結構多かったりと…

このご時世、みんなスマホ片手にグーグル・マップさんのお世話になっている人が多い。
それでもわからない、使いこなせない訪日渡航者もいます。

そんな困った人々との、極々一部のオモシロ会話集です。
以下、会話部分、実際は英語です。
会話では省略してありますが、例外なく「どこから来たの~」のくだりが最初にあります。

 

・ドイツ人夫婦 in 新大阪

「大丈夫?どこ行くの」
「これから高野山に行くんだけど…」
「また遠いところへ、観光?」
「今晩は宿坊に泊まるのよ~ 楽しみで~」
「で迷ってるわけね。なら地下鉄にこういって、難波で南海に乗り換えて…」

いいな~、行ったことないし、一緒に行きたかったです。
近いうちに考えましょう!とよくよく旅行者に教えられるのです。

・フランス人御一行、7人ほど。in 梅田

梅田駅前で地図を片手に上を眺めるちょっと年配グループ。
眺める方向には、外国人に大人気の『梅田スカイビル』、すぐそこに見えます。
ブログ表題写真の奥に立つビルです。(台風の影響か、変な夕空でした。)
2本のビルが屋上でひとつにつながり、空中庭園展望台に。

ですが、ここ、日本人でも行き方が難しい。

「スカイビルに行くんしょー」
「おお~ そうなんじゃ~、地図だとこの広い敷地を歩けば行けるはずなのに、全部塀で囲ってあっていけんのじゃ~」
「そうなんよ、この広大な空き地の下のトンネルをくぐってあのビルに行くのよ~」
「なんとな!トンネルじゃと!どういくんじゃ」
「これまっすぐ行ったら、左にトンネル入り口あるし…」

この後フランス人御一行全員から最敬礼されて行脚を続けました。

 

・イタリア人ひとり in 新大阪

ヨーロッパ系の女性が、見るからに疲れ顔で大きなスーツケースを引きずり歩いています。

「迷ったんでございますか?」(美しい女性に緊張気味…)
「そこのホテルに行ったら違うって言われて…」
「確認書見せて下さいまし。」

予約確認書にあるホテル名、
『Hotel New Osaka』

そして違うと言われたホテルは、
『ホテル 新大阪』

こんなん、外国人にはわかるはずがないです。
『ホテル ニューオオサカ』と『ホテル 新大阪』が新大阪駅前にあるなんてねぇ。

ということで、『ホテル ニューオオサカ』に送り届けです。
ちがいますって!送っただけですって!(笑)

 

・ニュージーランド人夫婦 in 梅田

あきらかにKiwi(ニュージーランド人)とすぐわかる。
なぜなら旦那さんが被っている帽子にはニュージーランドのトレード・マーク、ファーン(シダ)が。

嬉しくなって、つい話しかけるヤツ。
「キアオラ! (マオリ語のこんにちは)」
「なんで、そんな言葉知ってるん?」
「なぜなら、ニュージーに住んでるから」
「お~ それは助かる。これから和歌山の温泉行くのに電車乗るけどわからなくて」
「切符見せて~」
そこには南紀白浜、お~お金持ちkiwiだわ。。
聞いてみよう。
「ニュージーのどこに住んでるの?」
「オークランドじゃ。あんたは?」
聞き返されたので答えます。
「ネイピア」
すると、いきない大笑いされて、言葉尻が大柄に。
「アハハ、そうかそうか、では電車まで連れてってくれ~!」

なんとも田舎もんをバカにするっでねぇべさ!
結局田舎もんは文句も言わずに連れていったけどさ!

きりがないです。
いくらでも書けますね。

そう、こんな感じで楽しいんです。
これが仕事になると、『訪日外国人専用ツアー』の添乗員業務になるわけです。
外国人しかいないツアー集団を引き連れて、人生初めての雪景色を見に行ったりするんです。
仕事になると面白くないかといえば、さにあらずで色々楽しい。
もちろんトラブルごろごろ付いてきますが (笑)

自分が海外をひとり旅してきたので、言葉がわからない切なさや寂しさ、孤独感もわかります。
そしてそんな時に何度も自分が助けてもらってきました。
せめてもの恩返しに…
天はこの隠徳を見ているのです…

と綺麗に〆たいところ、実際には楽しいから、性格がお節介だから、英語を忘れていないか確認したいから。
決して、優しいからとか親切だからとか、そうでないのはあなたがよくご存知よね(笑)
お金貰えても、貰えなくても楽しそうでしょ!

英語を学ぶ目的は人それぞれ。
でも、英語でこんなに楽しめるのなら、英語を学んでよかったなと思えます。
英語を学ぶのに年齢は関係ありませんよ。

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