南島、そしてニュージーランドを代表する世界遺産、「ミルフォード・サウンド」。
でも今回は、その紹介ではありません。
そのミルフォード・サウンドの手前にある美しい湖岸の小さな町、それがテアナウ。
ミルフォードへのバスツアーなどにおいては、トイレ休憩地点でしかない町がここ。
でも、わたしはこの小さな町での滞在が好きなんです。
この街に滞在しなければ、経験できないことがあるんです。
それが、土ボタルツアー。
鍾乳洞の中にきらめく土ボタルのほのかな光の美しさは、観てもらわないとわかりません。
土ボタルツアーといえば、有名すぎるのが北島のワイトモ・ケーブ。
もうすでに、この観光地情報でも紹介済みですね。
ほぼ北島の旅行者はここを訪れる有名ポイント。
バスの団体ツアーでさえ、立ち寄ります。
でも、正直なところ、土ボタルツアーを楽しむなら、テアナウ。
ワイトモはもはやしっかり観光地化されていますが、ここテアナウは自然を損なわずに。
まず美しいテアナウ湖を小さなフェリー移動。
対岸の鍾乳洞までの30分だけでも、このツアーの価値があります。
「あ~、ニュージーランドって綺麗だわ」って実感、そして感動を。
鍾乳洞内の撮影は禁止です。
鍾乳洞内はできるかぎり自然そのままのために、時には頭を打つほどに狭い地点も。
その先には、もう光の世界。
『ここ』をクリックするとツアーのページに土ボタルの写真。
でも実際の美しさは、ここには表現されていません。
つくりものでもない、都会のネオンとは違う、日本のイルミネーションとは相容れないともしびの確かな存在。。
土ボタルの鍾乳洞を抜けると、自然界の動植物を説明してくれるブースもあります。
ニュージーランドの南島を旅したことある日本人でも、この美しさを知る人は少ない。
それはミルフォード日帰り往復の550Kmのスケジュールでは無理。
もう1日の滞在日数が確かに必要となり、それは忙しい時間には難しいこと。
その時間価値を越えて、きっと人生における希少な記憶と経験が。
4時間の時差があれど、今という瞬間は同じ時。
日本で忙しく働く日々の先に、テアナウ湖で感動して声なく、ただ見上げる旅人となってください。
ニュージーランドでお待ちしてます。
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