愛読書 06 ~ 誉田 哲也 著 「ジウ」~

Yoshiの 愛読書

ニュージーランドはサマータイムも終わり、急に冷え込んできました。
秋は存在したのでしょうか、1週間前は半袖でOKでした。
今はパーカーが必要です。

晴耕雨読ではないですが、これからは読書の時間も増える季節です。

さて6回目の愛読書紹介。
まだまだ好きな本は数限りなくあります。
私のブログで紹介した本を読みました!
という奇跡のような素晴らしい方がおられましたら、是非コメントお願いします。
いつかそんなことがあればいいな~、と夢のように思います。
きっとひとりで涙流すことかと。。

確かに時代小説好きなのですが、刑事物もよくよく読みます。
大学時代は刑法好きだったので、この頃から兆候があったのかもしれません。
あ~ 警察官の道もよかったな~ と思ったりも(笑)
大学の同級生、大阪府警へいっぱい進んでいたので。
人生は選択の連続、色々な生き方がありますよね。

本筋、本筋。

すみません、いつもならが本のネタバレ、ほぼほぼありません。
このシリーズ、「文字数もなるべく少なくすべし!」です。

今回ご紹介をする本は、誉田哲也さんの「ジウ」です。
誉田さんといえば、姫川玲子シリーズの「ストロベリーナイト」が有名。
竹内結子演じる姫川さん、ドラマや映画でとてもよかったです。

小説の世界でも女性警官をすばらしく上手に描く誉田さん。
「ジウ」でも美咲と基子、2人の女性警官が主人公。
2人とも心情、人間性あふれさせながら事件の中に生きます。

ストロベリーナイトとの違いは、何と言ってもノンストップ、展開が早い!
そして世界観が大きく、スケールが3冊の中で進むにつれて拡大していきます。

鬼平犯科帳と同じく、悪人の世界、人間性もしっかり味わうことができる小説。
人間は完全なる善人も、完全なる悪人もいないということを改めて教えてくれます。
私は犯人に愛着を感じてしまいました。
ただただ、犯人を追い込んでいく警察小説でもありません。

長く心に残る警察小説も珍しい。
ん~ あと2冊ほど紹介したい警察小説がすぐ思い浮かびますが(笑)

読む本に迷う…
という方、この本なら書店ですぐに購入可能です。
初冬のニュージーランドより、おすすめします。

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