春の窓辺に咲く花、そして牛たち…

その日の日記

2024年4月15日、真冬のニュージーランド

心優しき私は、花の種を購入。(心優しきで笑った人、地獄行きでござる)

Gazaia ガザニア
キク科の多年草
種の袋には美しいオレンジの花が咲いています。

これを育てて、庭にオレンジで眩しい花畑を作ろうではないか。
そんな野望?を描いて始めたのは、もう4ヶ月以上の前のこと。

お気に入りのマグカップをここで投入。
その持ち手は、長年使い続けて外れています。

心優しい私は、マグカップの底に穴を開け、花鉢としての新たな人生を吹込みます。

こうして自室の窓際に置かれた鉢。
飽きることなく、そして信じる心を頑なに守りつつ、水を与え続ける私。
なんと素晴らしきかな、この人生?…

そんな人生も、気付けば2か月が経過…
待望の芽が出ているではありませんか。
瞬く間に小さくか弱い芽は数を増やします。

嬉しきことこの上ない。。
ですが、ここで私は心を鬼にして、一番力強い芽のみを残すことにします。

(それは大きな起点であったことを、後に知ることとなるのです)

小さな芽は、そのかいあってか、すくすくと育ち、窓際の花鉢を楽しむ日々。
そして一回り大きい花鉢へと植え替えをする時もきました。

ちなみにその窓から見える小さな黒い点。
もう少しアップにしてみます。
もう少し…

私の窓から50メートル先、お隣の放牧地には牛さんの群れ。


そう、ここはニュージーランドのド田舎。
牛さんは毎日美味しそうに草をはんだ後、新たな放牧地へと移動。
また新たな草が育つと、再び戻ってくるのです。

なぜに私はここに住んでいるのか、ふと不思議に感じるつつ、4ヶ月が経過。

ついてに、ついにです。
待ちに待った開花の春がおとずれた、2024年8月。
長い冬が終わろうとする、春の気配を感じる時。

その花は5㎜ほどの白く可愛いもの。
その花は暖かい窓辺の日差しを受けて、大きく、

 

あれ、大きくならない?
あれ、白いの?

確か買った種の花は、大きく咲き誇るオレンジ色だったわな。。

もしかして…

まさかな…

と疑念を持ちつつ、花を撮影、アプリで花の名前を検索。

その結果は、

「イヌホオズキ、ナス科の多年草」
警戒すべき雑草…

雑草てか??

4ヶ月も毎日水を与えつつ愛情込めて私は雑草を育てていた!!
それも実には毒性ありってか!!

雑草、そうだ雑草なんて誰が決めた
この世に不必要な草なんて存在しない。
もうすでに愛着いっぱいの雑草、じゃなくてイヌホオズキさん。

思えば数多い小さな芽から、一番元気そうなひとつを選択した決断。
そして結果がイヌホオズキさん。

人生も選択の連続である…
(シェイクスピアかぁ!)
そして今の私はNZの田舎に生きています。

心優しい男が芽吹かせたお話でございました。

ちなみに「イヌホオズキ」の花言葉は、
「嘘つき」でございます…
そう、心優しいわけがないわな(笑)

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