第23話 ニュージー専門留学 実習に行く!その2

Yoshiの 留学 体験記 〈 完 〉

前回、第22話『その2』において、専門課程の必修単位、実習が始まりました。
まず、その実習先を自ら探し、交渉。
そして、何とか柔道クラブにて実習ができることになったのです。

さて週2回、ジュニアクラスをコーチとして教え、その後はシニアクラスで柔道を再び練習する日々がスタートです。

ジュニアクラス、下は5歳から上は高校生まで幅広く。
その人数も毎回30人を越える人数!
ニュージーランドにおいても、柔道はけっこうな人気なんです。

ただ日本よりきっと楽しく和やかに練習が始まるのです。
わたし、日本人として、柔道の基本精神を忘れることができません。
『礼に始まり 礼に終わる』

kiwi(ニュージーランド人)の性格として、『おおらか、いいかげん』
もちろん、とってもフレンドリー。
子供たちみんなが、わたしのことを「Hi,Yoshi!」と気軽に呼んでくれる。
いきなりの質問が、「Yoshi、友達にNINJYA(忍者)いる?」(笑)

ん~ でもね、やっぱり柔道は凛とした雰囲気の中、感謝の心を大切に、お互いを尊敬しあう。。
そんな始まり方をしないとしっくりきません。

少しムッとしながら、子供たちの中にいると、他のコーチがそれに気付き、結局相談に。
「Yoshi、なら、毎回、しっかり礼を教えてくれ!本当の柔道スピリッツを子供たちに!」

あら、そうなのね。こちらは礼より大きな問題が…
英語が大変なんだけど…
そう、まだまだこの頃の英語、専門課程で学ぶ身ながら、今思っても未熟すぎる英語。
でもリスニングは、今とそう変わりないかも、ですが(泣)

仕方がない、こうなったら、やるしかない。
と、始めたのですが、よく考えると礼を教えることに、そうそう口数いらない。

「真似して!」
「しゃべらない!」
「集中!」

そんな感じですかね!
それでも練習の最初は必ず自分が礼儀を教えながらスタートする毎回でした。

礼の授業も終わると、技の練習が本格的に始まります。

わたしも元気に気合を入れて、技の名前をみんなに大声で指導!
「大内刈り!!」
「No!Yoshi, OUCHIGARI!」

「背負い投げ!!」
「No! Yoshi, セォイナ~ゲェィー」

「ともえ投げ!!」
「No,No!! トゥモィナァ~ゲェイ!」

こらこら、ガキンチョたちよ。
毎回、毎回、英語の発音に訂正すんな!
これ、日本語やって~

子供たちは遠慮などしない。
子供たちは正直すぎる。
悪魔な外国人のジュニアたちよ。。

「Yoshiの英語、なんか、変~」
「Yoshi, R じゃなくて、L」
「それじゃ、Light やん(笑) Rightやで~(笑)」

なんか、柔道教えるはずやのに、柔道着姿で子供たちに笑われながら、英語を教えられる日本人がポツン…(泣)

でもね、こうして体を動かしながら学ぶ英語。
『ドラゴン桜 勉強法』ではないのですが、今思い返すと、けっこうに効果的だったように思います。
授業料も無料、ネイティブの先生方にまさしく囲まれての授業でした(笑)
駅前留学の30倍ほどに有益だったはずです(笑)
まじで、何度でも飽きずに間違いを指摘しまくってくる悪魔な子供たちよ。
ありがとう!(笑)

まぁ、こうして、なんの問題もなく、ほぼ友達?英語は子供級?
理由はどうでもいいけど、すぐに溶け込んでしまう、日本人でありました(笑)
コーチとしての尊敬はまだまだ、それでも楽しい実習がこうして始まったのです。

ちゃんと柔道も教えないと。
自分もその後のシニアコースで練習しよう!

良い思い出だ…

『その3』に続きます。

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