ニュージーランドでキャンピングカー 3話『護送車』

ニュージーランドでキャンピングカー

午前8時15分、ネイピア空港発にてオークランドに空路移動。
日本でいうと、名古屋から東京に飛行機で車の下見に行くような感じでしょうか。
およそ50分で到着、2週間ぶりのオークランドですね。

オークランド空港からはシャトルバスにて、ディーラーに移動。
片道52ドルは何ともお高い、それでもタクシーの1/3。
バスを乗り継げば半額ほどで行けるのでしょうが、きっと時間は倍ほど要する。
ここは時間の方が大事。

久しぶりにハーバー・ブリッジを渡り、オークランド中心より北に行きました。
カーディーラーに到着するとそこには、想像通りの韓国人のおっちゃんが待ち受けております。
初対面ながら、すでに電話で話をしている。
「Yoshi,Welcome!」
「同じ車が3台あるから、じっくり見なよ。まったく問題ない新車同然だぜ!」

相変わらず韓国人ディーラーは、優しくみえるが結構押しが強い。

さぁ、下見ぞ!
勝手にエンジン掛けて、ボンネット開けてと。
さすがに昨日メンテナンスもバッチリしてあるというだけに、問題ない。
そうではない、ニュージーランドではほぼほぼ購入不可能な新車同然の新古車。

そしてもう一度運転席と助手席を見てみましょう。

んん?? 何か見つけた~
助手席前のダッシュボードに貼ってあります。
このステッカーは、冗談でも作れない非売品!!

『被疑者は逃げるもの』
そうね、こんな遠くの地の果て、ニュージーランドまで逃げてきた自分!?
この車も、英語の地まで国外逃亡した先には、しっかり日本人が待ち構えておりました。

日本の東京、警視庁でのお勤めを終えた車が、遥か彼方のニュージーランドまで逃亡するも、また日本人に捕まりそうな車。
日本でのツライお勤めの後は、ニュージーランドにてキャンピングバンとしての楽しい第2の人生はいかがですか?

『護送車』、わたしが引き受けます!
3台のうち、一番お気に入りの1台を選択して

しっかり値切り、必要な箇所をチョチョッと修理してもらい、ホイールカバー取付もサービスでお願い。

ここの韓国人の社長さん、ただいまヨーロッパ旅行中。
その息子さんがお相手してくれました。
偶然にも今年4月まで名古屋大学で2年間の留学を終えたばかり。
日本語もまぁまぁ使えるお兄さん。

英語で会話をしていたら、
『日本語使わなくて忘れそうだから、日本語でお願いしますニダ』
とのことで、日本語で楽しくお話です。

わたしも名古屋は詳しいので、盛り上がる。
きしめん、矢場とん、寿がきや、回転ずし。。
日本人と韓国人で食べることができないグルメ話で自分イジメ(笑)

南極近くまできたら、反日も嫌韓もあったものではない。
母国を離れ、マイノリティとして生きる者同士です。

購入手続き後、一緒に、新しいナンバープレートを日本の運輸局のような所に受取に行きます。
ニュージーランドのナンバープレート、最近は『XXX123』のように6文字、最初の3文字はアルファベット、そして3桁の数字が続きます。

日本と同じく特別に希望するナンバーが欲しいのでしたら、料金出せば可能。
わたしは、何のこだわりもないので、お任せ。

渡してくれたおばちゃんから、一言。
「あなたの車は、飛行機だよ!」

何のことかと思いきや、3桁の数字は、『747』。
なるほど、ボーイング747、愛称はジャンボジェット。

走行距離が3,500㎞、まだ製造後9年。
大切にメンテナンスをすれば、これから20年以上は使える。

残りの余生、死ぬまで使います。
寿命より、安全運転ができなくなる方が早いのなら、それまで乗ります。

空飛ぶ護送車を、これから450Km離れたネイピアまで護送しよう。

PS.
YouTubeにて配信中です。こちらも是非お楽しみ下さい。
「日本の元警察車両を キャンパーバン改造!?」

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コメント

  1. https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/13/700050053130190528002.html

    護送車ではなく遺体搬送車ですね。

    護送車の場合だと換気扇はありませんし、床等がステンレスになっておりません。また収納boxは護送車にはないと思われます。

    • はい、おっしゃる通りです。
      ありがとうございます。