庭の桜、お引越し…

その日の日記

家の庭には5本の桜があります。
4本は2013年、1本は2016年に植樹。

それぞれに植えた時には30cmほどの苗木。

植物にはさっぱり疎い自分、それでも日本人、桜が欲しい。

遥か遠く、ニュージーランドの地で桜見を。
そして桜の木の下で読書。

そんな気持ちで、さくら。

ニュージーランドの日差しは、日本と比較にならないほどに強烈。
太陽、水、土、そんな力が日本から遠く離れた南半球で、スクスクと桜を育てる。

2013年
この時には、まさか今のようになるとは夢にも思わず。

2014年
2歳のせんが見上げる桜
いい写真ね~

2015年
桜の花もけっこう増えてきました。

でもすでに桜の木陰で読書ができるほどに、豊かな桜の葉。

2016年
この年、桜の花が咲く頃、日本帰国中。
あまり良い写真が残っていないのが残念。
でもこの頃から急激に桜の幹が太く成長していきます。

2017年
前年同様に、日本帰国中の開花

2018年
桜も立派な樹に成長。
5メートルを越える高さに。

2019年
5本の桜はもう庭を覆いつくすほどに成長です。
家の屋根を越えて、7メートルに達するほどに。

桜の樹、よいことばかりではないはず。
日本なら毛虫の心配、でもニュージーランドでは毛虫を見たことがありません。

そしてニュージーランドも春の開花を過ぎ、夏を越え、短い秋。
そして長い冬が訪れます。

5本の桜が一斉に落葉。
その量は半端なく、毎年この落ち葉を集めて捨てる作業は大変。
冬を迎える過酷な恒例行事でした。

でも次の冬、この作業をする必要はもうありません。
5本の桜を置いて、この家を離れます。
引越しです。

桜の樹を見ることができないことが寂しい。
でも、桜は次の優しい住人のもと、これからも成長していってくれることでしょう。

何よりも私の記憶から消え去ることはありません。

日本人として、桜が身近にあるとホッとするんだよ。

桜の花が咲く時、本当にわずかな時間。
夢のように過ぎ去ります。

人生には夢のようにはかなくとも、忘れられないことがあります。
夢なら覚めないでほしいと思っていても、きっと…

でも桜の樹は長く生きていき、また奇跡のように美しい花を咲かせる。。
散りゆく桜を見ていても、また必ず美しく咲いてくれるという約束を忘れない桜。

また次の家でも1本だけ、桜の苗を植えようかな。

ニュージーランド留学は、ヨッテコット。お気軽にご相談を。
ニュージーランド現地ツアーも、ヨッテコットにご相談です。

コメント

  1. 桜の成長、見事ですね?
    またまた引越されるんですね?

    • またまたです。
      明日のブログは、そのお話です(笑)