舞台と英語と日本語と…

その日の日記

もうきっと20年以上前のこと、旅の知識もない、英語もまったくダメな男が、往復39,800円のチケットを購入し、日本からニューヨークにひとり向かいます。
出発前に、せっかくのニューヨーク、ブロードウェイでミューじーカルも楽しみたいとインターネットでチケットを探しました。

そして見つけたのが、『Riverdance』、今では世界的に有名なリバーダンスも、その時はまだまだこれから世界に踊り出る時。
リバーダンスはアイルランド音楽や見事な足さばきで有名なアイリッシュ・ダンスを中心にしたパフォーマンスです。

なぜにリバーダンスを選んだのか?
英語わかんなくても楽しめそうだから。
ただ、それだけでした。

場所はニューヨーク・ブロードウェイを代表するラジオシアター。
という知識のみで、チケット購入時に席決めです。

英語もよくわからないし、もうこれでいいや!
と押したボタンは、『Best Seat』。
これで間違いないやろ!とチケット握って、とんでもない過酷な乗継便でニューヨークへ。
格安チケットが意味することも知らなかったので(笑)

当日向かうはラジオシアター!
ドキドキ、ワクワク!

そしてチケットをスタッフに見せると、蝶ネクタイをした黒人のお兄さんが席までエスコートしてくれます。
その席は、まさしく『ベスト シート』。
最前列中央。

ですが、この辺でヤバさに気付くジーパンにバックパック背負った日本のお猿さんがひとり…
最前列はエレガントなドレスのお姉さま方に、タキシードの男性。。

シャンパンなどの注文を取りに来る。。
無知の恥、とはこのこと。。

舞台が始まる、そうするとダンサーがみんな一度私をチラ見する。。
『なんなん、このアジア人の貧乏人?』

最初はそんなことばかり気になっていました。
でもこの時が人生で初めての舞台鑑賞です。

もう途中から、性格なのか楽しんでしまえ~と開きなおり。

ずっと夢中でプロの技に見入って猿は感動していました。
結局、あれからリバーダンスをニュージーランド、日本でと鑑賞することになります。
同時に舞台鑑賞を楽しむこともこれが原点。
結構海外でも日本でも舞台や演劇を楽しんできました。
一時期は劇団四季にもハマってたな。

もう少し英語ができるようになっている、ニュージーランド在住歴3年目の頃。
つまり10年ほど前のお話。

ニュージーランドを代表する、世界的なモダンダンス集団、『Black Grace』(ググったり、動画みたりでどうぞ)。

その振付師であり、ダンサーであり、主催者の方が肉離れを。
それを急ぎケアできる人間おらんかいなってことで、ひょんなことでオークランドでセラピー業務をしていた自分にお声が。
それで、練習場やシアターの楽屋でテーピングやマッサージをする機会をいただきました。
アメフトのプレーヤーをケアしていた人間が、ダンサーのマッサージしたりという幅広い経験(笑)

本番直前のテーピングをするのに、横でテープを手渡ししてくれる助けがほしく、その辺のお姉さんに、
「ちょっと手伝って!」とお願い。
「OK、いいわよ~!」

そんな感じで気持ちよくテーピング後、舞台で本番を見させていただくと、さっきのお姉ちゃんがプリマドンナで登場!?
そんなことも、今はよい思い出。
ずっとBlack Graceをまた静かに観たいなーと思いつつ、まだその機会を掴めず。
でも絶対にまた観ます。
といったらこのアホは本当にヤルんだな!とよく知ってる人は思ってますよね(笑)

そしてニュージーランドから一時帰国をしている現在のお話へ。

日本帰国時には必ず鑑賞可能な舞台や演劇をチェック。
今回は本当に売れ残っていました!
大人気の『劇団☆新感線』です、古田新太さんで有名ですね。

当日、大阪フェスティバル・ホールに向かいます。
当然、一席の空きもなき満員。

わたしの席はと…
最上階(3階)の最後部席か…

いちばんお安い、それも最後の売れ残りなので仕方もないこと。
そこからの見え方は写真のようです、空いてる席がわたしの『Best Seat』(笑)

もちろん顔は見えません。
いってみれば、小さなお人形さんが遠くで切り合っている感じ?
時代劇なので。。

ふふ、ですがこれは予想通り。
ここで先日のブログでご紹介、ガラクタ屋さんで見つけた双眼鏡が登場です!

お~ よく見えるではないか~
新太さんのお顔もバッチリ!

ですが、双眼鏡を頑張って覗いていると、お話についていけない…(泣)

でもでも、こちとら日本語の演劇でございます!
わからないこともないぞっと。

あれ、どうも日本語の言葉尻が頭に入ってこない、理解していない猿の脳みそ…

結局、英語であれ日本でしても、言語野が弱いんです。
聴き取り能力が欠如していることが、よーくわかりました。

で、演劇はどうだったの?
そんなん評論できるほどの経験もないです。
すっごい新感線のファンでもないですし。

ただ、長崎くんちが3,000円で大感動。
3階席最後部席の今回が9,000円…

これをどう自分の中で落とし込むかが難しい (笑)

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