日本帰国者、空港で何を心配する…

- 日本帰国生活

早朝のニュージーランド・オークランド空港にてチェック・イン。
日本に向かうニュージーランド航空の出発時刻を待ちます。

この13年間、こうした時間を何度送ってきたことでしょうか。
きっと40回ほどではないかと思うのです。

日本帰国ができることの喜び、嬉しさ。
10時間を超えるフライト時間を前にする憂鬱。
冷え込み少ない初冬の乾いたニュージーランドがら、梅雨のジメジメ日本に。。
安定な日々から不安定な時を迎えることに心震える。

様々な感情が交錯する時間です。

国際線空港という独特な空間に漂う、落ち着きない雰囲気の中、非日常を少し楽しむ自分。
よくいらっしゃいます、空港という場所が大好きな方。
きっとそんな方に悪い人はいない、そして冒険者と楽しいお話ができるであろう期待感。
通勤ラッシュ時の品川駅に流れるオーラとは、間違いなく色が違います。

外を見渡せば、世界に飛び立つ各航空会社の飛行機が並びます。
今までにまだ行く機会を持っていない国に向かう飛行機ロゴ・マーク。
いつかはこの国にも行ってみようぞ、と気持ちのみを羽ばたかす。

そんな少しいつもより軽く感じる心に、またいつもの不安感が小心者に襲い掛かります…
今回も成田経由・伊丹空港行、バーゲン・チケットです。
オークランドと成田空港の往復だけなら、往復でNZ$1,200ほど。
往復90,000円ほどでしょうか。通常料金のほぼ半額です。

もちろんエコノミー、席はいつもの中央3人席の通路側をリクエスト。
つねに中央列の通路側をリクエストです。
ここなら、お隣さんがトイレに立ち上がる時にも気を使う必要が少ない。
いつでも気兼ねなくストレッチをしたく、トイレにも立ち上がることができます。

ですが、バーゲン・チケットで一人のエコノミー席。
その席のリクエストも決定なわけではありません。
法律上も航空会社が自由に席変更が可能であることを、国家資格を有する旅のプロは知ってしまっています。。
そんなことのために、日本の国試を突破したわけではないのにね(涙)

ここには心配事が、それも恐ろしいことが起きる可能性が潜んでいる。
実際、今までに2回ほどの経験があるのです。

出発時間も迫り、最終的に出発ゲートを通過して機内に向かおうとする、その時です。
出発ゲートにチケットをかざすと、突然大きなブザー音とともに自動改札の扉がバン!と閉まる。
「あなたの席は変更になったわ!」
そして新たな席が記されたチケットを渡されます。

その席は必ず3人掛けの中央席、あの間に挟まれた窮屈、このうえないバツゲーム。。
お安いチケットの一人旅行者は、満員時のシートアレンジにおいて犠牲者として狙われるのです。
これが国内線のような短時間なら我慢もできる

しかし成田空港までのフライト時間は10時間を超えます。
この10時間を窮屈な中央席で過ごすつらさ、ただただ我慢。
両隣は見知らぬ他人様です。
トイレに立つのも気を遣うため、水分補給も控える10時間。

40回ほどのフライトで、たった2回のロシアンルーレットで大当たり…
5%ですか?5%はけっこう高い確率ではないですか?
いつもフライトの出発時間を待つ間に、よくない想像をしてしまうのです。

そんな心配の必要もないように、せめてプレミアム・エコノミー、できるならビジネスで帰国したらよいのです。
いえいえ、特別料金の支払いで急行や特急フライトに、10時間のフライトが8時間や6時間になるのならお支払いしましょう。
ですが、エコノミーでもビジネスでも長時間フライトに変わりはありません。
それならとエコノミーでの帰国を普通に選択してしまう自分がいます。

まぁ、無事なフライトなら文句も言わずもがな。
平気な顔して最終ゲートのお姉さんが立つ横を通りましょうぞ!

あ~、でも怖いわぁ~、やっぱり格安チケットのひとり旅…
ビビビッって大きな音がするんですよぉ~。あの最終ゲートで…

私はどこに座っていますか??
知らんがな~、そうね(笑)

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