風強いビーチと、お手入れと…

その日の日記

日本からニュージーランドに帰国をして早くも1週間が経過。
帰国後の落ち着きない日々から、少しずつ見た目は日常に戻りつつ。

昨日は冬と何ら変わりない寒さ、今日は日差し強く少し暖かさ感じる初夏の風。
365日、例外なく塗る日焼け止めも効果少なく、日々黒くなっていく醜い顔。
7歳となり動きも大人びた柴犬とともに、いつものビーチへ。

『日本中が盛り上がったラグビーワールドカップ !』
あたかもワールドカップが終わったかのようなニュースをネット上で読みます。
ですが、ニュージーランドではここからが本番を迎える。

オールブラックスを象徴するシルバー・ファーン(シダ)の旗が各地で翻っています。
散歩中のビーチでは、いつもながらに男女入り混じった若者たちがボール回し、もちろんラグビーボール。
それを遠めに眺める、敗退した日本代表の柴犬が一匹。。

 

日本から帰国後の恒例としている落ち着いた時間を。
好きな曲を聴きながら、日本帰国中、そして旅の友となった数々の皮製品の手入れをします。
年々使い込むほどに表情を変えていく皮製品、好んで大切に使っていくのです。

どれも基本の手入れは同じ。
汚れを落とし、適したクリームを塗り、そして磨く。
ただただこれだけの単純作業。

単純作業は嫌いではない。
昔、会社を退社して専門学校に通いながら夜勤の食品製造工場での経験。
一晩中、ベルトコンベアーで自分の前に流れてくる白米弁当。
その白米の中央に梅干しを押し込む永遠に終わらない作業…
ひたすらジャガイモの皮を削る8時間…
そんなことを思い出しながら、黙々と皮製品のお手入れです。

空港から空港への移動中にのみ活躍する貴重品専用ドクターバッグ。
一緒に数え切れないほど赤道を越えてきました。
もちろん高価なブランド品でもない。
旅の友としてひたすら酷使され続けて6年以上。。
結構に年季が入っていますが、傷やくすみが入りながらに良い顔になってきましたね。
何とも羨ましい。。

それに加え、まだまだ経験が足りない皮のショートブーツ。
見た目は綺麗ながらも、お堅いわな。

そんなことを感じながら黙々と作業をこなしながらに、色々なことを思い返す時。
日本の都会とは別世界のニュージーランド、田舎にあるワークショップ。

なんとも日本とは違う環境に生きる自分。
手先だけを動かすだけ、それ以外は何も必要とせず、生産性もない。

この手の中にある物より、自分自身を磨く必要があります。
小さき人間すぎて身の程知らずと知りつつも、自分らしく静かに彼方から、先の光を探して進みましょう。

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