ニュージーランドは、一年でも最高の季節を迎えようとしています。
最近、あまり情報といえるほどの内容ないブログが続いていますか?
まぁ、いいですよね。
こんな良いお天気をせめてブログでお届けしないのは、なんとなく勿体ない。
お仕事と作業の合間、自宅には柴犬様がゴロリと寝たまま、目線だけをこちらに投げかける。
「おめぇ、どこか連れていかね~とグレてやるぞ!」
そんな声が聞こえてきそうな表情ね。
はいはい、
そんな柴犬も、最高気温27度の夏は苦手。
長い時間のお散歩は必要なく。
27度でもニュージーランドの日差しは強烈なんです。
日の下にいるなら、日焼けと汗は止まらない。
でも日本の夏とは違う。
湿度が圧倒的に低い。
あのつらい適応不可能な蒸し暑さはありません(ごめんなさい)。
日差しを避けてお散歩となれば、木陰を選んで行きましょう。
車で10分もいけば、そこにはまさしく小さき林。
この時期の緑の彩は濃く、自然がどんなものにも圧倒して美しいことをわからせてくれます。
鳥のさえずりしか耳にすることしかできず、枝の中を探してみれば白黒の鳥が声の主。
わたし、動植物の知識がとっても薄いので、鳥の名前もわかりません。
でも、綺麗な鳥 で十分。
そんな林にはいくつかのベンチが存在感隠しつつポツンと置いてあります。
ここに来ると必ず思うのは映画のラストシーン…
ずっと自分の映画ベストは変わらず2つ。
ひとつは『大脱走』。
まぁ、わたしの人生が大脱走中みたいなもの。
これ見てひたすら逃げるスティーブ・マックイーンは、長く寝室のポスターに収まっています。
そしてもう一本が、20年間も好きでいる『ノッティングヒルの恋人』。
何度観ても飽き足らず、ニュージーランド1年目のウェリントンでは、寮に帰宅後、貧弱すぎるリスニング力の強化のために、このDVDを毎晩のように観ていました。
なので、結構にセリフも覚えていたりね (笑)
でも効果は薄かったようです…(泣)
なぜにこの映画にずっと惹かれ続けたのか、よくわかってきました。
最近、自分がわかってきたようです。
『真田太平記』『♪ 忘れ咲き ♪』『♪ 夜曲 ♪』、そして『ノッティングヒル』…
今まで気付けずにいた本当の自分というものがわかってくる時。
せめて映画ぐらいは奇跡が続いて、感動の涙ができるハッピーエンドであって欲しい。
人生ではもしジュリア・ロバーツがいても、自分がヒュー・グラントになれるわけもないから、せめて映画の中に夢叶う人がいて欲しいと思うもの。
この林のベンチに座っていると、あの見事なラストシーンを思い出すんです。
なんの高価な物も必要ない、ただ公園のベンチで静かに過ごすふたりの幸福感。
そのうちまた『ノッティングヒルの恋人』観て、ひとりで大泣きするんよな。
きっと遠くない未来に、実際のノッティングヒルをひとり歩いていたりするんだろうな~
なんてことを考える横で、この柴犬はご機嫌さん。
あれ、ニュージーランドの素晴らしい季節を、ブログで満喫していただきましたよねぇ….
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