ホリデーパークに行って わかること

その日の日記

海岸すぐそばの公共キャンピングサイトから移動です。
ルール上、2連泊までというのがお決まり。
と、言っても明らかにそれ以上のキャンピングカーもいるのですが(笑)

いつも波の音が聞こえるキャンピングサイト、本当に贅沢、それも無料。
でも常に波の音が聞こえると、それは日常になります。
ありがたみも知らず知らずに薄れるというもの。

でも波は止まることがありません。
そのキャンプサイトに行けば、間違いなく波の音を子守唄として眠りにつける約束。
その安心感がうれしいです。

さて、海を離れて少し内陸に入りましょう。
今回は経験を増やす意味でも、有料のホリデーパークに向かう。
数限りなくニュージーランド国内にあるホリデーパーク。
でも、どこでもよいわけではありません。
最低条件は、Dog OK!
そう、犬の滞在が許可されているホリデーパークへ。

何の予約もなく受付に行くと、すぐに気のよさそうなおっちゃんが。
「予約してないけど、大人1名と犬1匹、電気も必要ない所いけます?」
「はは~、この犬かぁ、今回は犬は無料にしとく。まっすぐ行った右の芝生、好きなとこにキャンピングバンを止めて!」

もちろん犬は最初から無料 (笑)
大人1人の15ドル、1,000円ほどが今回の宿泊費。
このホリデーパークの中でも、もっともお安いところですね。

ホリデーパークは、電気も必要がない、今回のような敷地だけ貸してくれる所。
電気が必要で、豪華なキャンピングカーが駐車するサイト。
ファミリー向けの大きなお部屋。
バンガローのような一軒丸ごと。

各種、色々な宿泊施設が集まっています。
ちなみに、今回私の利用する超豪華、芝生の上サイトはこちらのよう (笑)

15ドルを支払うことによるメリット。
まずWIFIが無制限!
シャワーが使える~!
大きなキッチンがある~

しばらく落ち着いて車内にいると、何とも慣れた感じの犬さんがせんのもとに何度も訪れる。
どうもこのホリデーパークに住む犬のようです。
せんも珍しく最初からこの犬には警戒感もないよう。

「てめぃ、遊びに行かせないとグレてやるぞぉ!」
と、せんがまたまたこちらを睨むので、仕方がなく…

するとホリデーパークの犬さん、慣れておられる。
ホリデーパーク内をぐるりと案内してくれはるんです。
ついでにという感じで、近くの川にまでせんを誘導。
せんはただただ嬉しそうについて行く。
人間はただただ、それに引っ張られてついていかされる…

いいけど、またぁ、水びたしで汚れてはる~(泣)

こんな感じで途中、嬉しいシャワーブース(もちろん専用でもなく、共同)をのぞく。
そこには車椅子でシャワーを利用しようとしているおっちゃん。
「ちょっと手伝ってくれる?」

これ、ツアー業務中、クライアントさんと違い、自分のために格安宿を使うとよくあるんです。
日本よりきっと平気で車椅子の方も一人旅をしはる。
そして手伝って~と声がかかる。

はい、今回も。
ちょっと押してぇ!
シャンプ―をそこに置いてくれる?
車椅子への移動を助けて!(慣れてるやん!とお褒めの言葉いただく。そう慣れてるのよ。)

そんな感じでご褒美に缶ビールをゲットです。

そして今度は自分がシャワーを浴びる番です。
やった~ ここ2日間、冷水シャワーだったので、温水の何とも有難きことよ!
気持ちよいではないか~!
日頃は感じることのないシャワーへの感謝の気持ち。
日本のように浴槽のお湯にのんびり日常なんて家庭は、世界的にも珍しいことなんですよ。

そんなこんなでホリデーパークを歩いてみると。

やっぱり本当にあるんです。
もちろんそういう人に会ったこともあるし、話には聞いて本当だということも。

たとえば65歳を過ぎ、リタイアした後、それまで住んでいた家を売却。
そしてそのお金でキャンピング・カーを購入。
ニュージーランド中のホリデーパークやキャンピングサイトに長期滞在。
たとえば3か月とか…

そして、また次の好きな街に移動して、キャンピングカー生活。。

この写真、どうみても長期滞在。キャンピングカーのまわりに花壇って。。。

今、私のお隣には、70歳でニュージーランド中を自転車旅行中。
テントは1人サイズの最小。。

豪華な家を持つ。
お金持ちになる。
地位や名誉を得る。
安定した収入を得て、好きなことをする。

人にはそれぞれに異なる価値観があるはず。
別に東急ハンズやイオンモールがなくても生きていける。
選択肢の多さがそのまま幸せにつながるわけでもないと思います。

何がよい、何が高い、低いのでもなく。
人には多種多用な価値観があることを、知識としてだけでなく経験しておくこと。

もしかしたら、何かでつまづいた時…
常識という物差しで非難を受けたり…
追いつめられて絶体絶命な時…
理不尽なことでつらい思いをしたり…

そんな時に、色々な価値観があることを経験しておくと、もしかしたら大きな助けになるかもしれません。
新しい好きなこと、新しい価値観を見出して、次の一歩に進めるかもしれない。
もしかしたら、新たな大切なものが見つかるかもしれません。
そして何かを失うと、何かを得ること。
逆に言えば、何かを失わなければ、得ることはできない。。

日本を出て、海外での経験が必要なら、英語を話すことに慣れておくとよいです。
英語を正確に話すことではなくて。
日本語を正確に話すことを外国人に求めていないように。
それより外国の方が何とか日本語を話そうとしてくれると嬉しいもので、そうすると色々助けてくれて、何とかしてくれるから。

そんなことが言いたいのでした…

わたしのようにつまづきすぎて、追いつめられすぎてしまっても(罪犯してではないですよ~)…

え~、結果として地の果てながら、何とか生きてます(笑)

この2日間、こやつなりに追いつめられていた柴犬。
遊びまくった後の、明るさ残る午後7時、今はいびきかいて気持ちよさそう。

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