『長崎の10月 2019』2日目 長崎くんち

-日本旅行記

長崎くんち、最終日、10月9日。
この日をニュージーランドから心待ちにしておりました。

先に、少し『長崎くんち』について学んだことをプラス。

毎年、10月7、8、9日の3日間、開催されます。
長崎市内の各町の伝統ある出し物を7年に一度、諏訪神社に奉納。
この奉納する出番の町を、踊り町(おどりちょう)というようです。
それを桝席などで囲まれた踊り馬場で順に披露していきます。

380年以上続く、日本を代表する伝統あるお祭り。
ですから、6代続いて、同じ役割を演じる一族の方もいらっしゃる。
子供もしっかり参加、その小さな子供たちも次のおくんちに参加するのは7年後。

観客は色々な声掛けで大盛揚げします。
とても良い、グッドなら、『よいや~!
披露が終わって帰ろうとするのを止め、アンコールなら、『もってこ~い!
両手を挙げて、引っ張る感じのポーズ付きです。

午前7時40分に開場、神社の踊り馬場下から列をなし、指定の桝席に向かいます。
途中、その場所をおっちゃん、おばちゃんが教えてくれます。

昨日のブログ通り、私の指定席は桝席のバラ。
つまり4つに分けられた桝席、桝席の1/4の面積に座る。
1つの桝席を、知らない3人さんと一緒に座るわけですね。

とっても狭い、当然足を伸ばすことはできません。
靴も自分の鞄内に収納。
ですが、そこは日本人。
取り合いになることもなく、ちゃんと桝席に他のおばちゃんと分け合って座ります。

おくんちを観ている間は、神様の前なので、帽子や傘は禁止。
ですからみんな手ぬぐいを頭に被って観ます。
手ぬぐいないと、とんでもなくツライ、日差しも強烈な3時間以上です。

受け継がれる出し物、各町で違います。
長崎らしく、和風、中国風、オランダ風。
異国情緒をしっかり楽しめるお祭り。
代表するのは蛇踊りでしょうか。

今年の長崎くんち3日間はとてもお天気に恵まれたようです。
この日も快晴、とても暑く、途中熱中症で倒れる方も。
実際に桝席でおくんちを観て思ったこと。
今年のように快晴で暑い場合です。

・とても一人当たりの座る面積が小さいので、荷物も最小限に。
・ドリンクは絶対に必要。できればポカリ系がよいです。現地購入も可能ですが、動くことが大変です。
・頭に被る手ぬぐいも必須。記念におくんちの手ぬぐいを。私も2枚購入しました!
・日焼け止め塗りましょう。私、忘れました… 今、お肌ボロボロです(泣)
・あまりにも階段や段差多く、狭い所で長時間動きません。高齢者の方には少し難しいかと。

私の席は、桝席でも一番安い、3,000円。
ですが、とってもよく見えました!ただただラッキー。
同じ値段でも、見えにくい席もありそうでした。。

写真で各町の出し物を写真でどうぞ。

もう楽しくて、嬉しくて。
今年の出し物で自分がよかったのは、江戸町のオランダ船と、最後の出番だった魚の町・川船。

ラストの川船には、くんちを終わらせたくないのもあって、『もってこ~い』(アンコール)の連続でした。
演じている方には涙しながらに演じてはる…
とっても感動的なファイナルでした。。

7年に一度、町の伝統を受け継ぐプレッシャー。
とんでもない練習を積まれてこのお祭りを迎えていることはよくよくわかります。
もう素人の出し物ではありません。
時代の重みをしっかり感じながら、とても有難いお祭りです。

ニュージーランドで偶然、長崎くんちを観ることに気付きチケットを。
そして現地で指定席券に交換。
こうして日本を代表するお祭りに参加できた運よきこと。

海外に生きる日本人。
いつも外から日本を眺め、日本の歴史や伝統、美しさを感じる。
ずっと中にいるより、少し離れて見る方がその美しさはわかるものです。
日本の素晴らしさにも気付くのです。

本当に嬉しく、尊い経験をさせていただきました。
本当にありがたい。
当然ながら、来年の踊り町も変わり、演目も違います。
また観たい、おくんちファンが多くおられるのもよくよくわかります。
大満足、ひとりでこんな思いをしてしまい、少し申し訳ないほどに。

地元の方に教えていただきました。
「長崎くんちの最終日がくんちだから」

最終日は毎年10月9日、『9日』、『9にち』、『くんち』。。
そうか、そういうことでしたか~

夜を含めて私には忘れることのできない、大切な10月9日、くんちとなりました。
ありがとうございます。

ニュージーランド留学は、ヨッテコット。お気軽にご相談を。
ニュージーランド現地ツアーも、ヨッテコットにご相談です。

コメント