ニュージーランドの年末年始を 旅先で その5

-NZ旅行記

このブログを書いている午後8時、すでに熟睡している柴犬。
完全に旅先で、時差ボケ…

いつもなら午後11時になっても起きてこなかったりする柴犬『せん』。
それが今朝は午前8時前、すでに催促しまくり…

そんなサービス込みの旅ではないはずが、仕方なく朝の散歩。
なかなか、朝の砂浜、人も少なく落ち着いた景色が美しい。

早い散歩のご褒美に、野生のウサギさんも朝のご挨拶に。

さて一昨日、昨日と2日連続の釣りも惨敗。。(泣)
ここは現実逃避と、痛くなってきた日焼けを落ち着かせる必要もあり、今日は大人しく…

などと考えるも、静かなコテージに籠るなら、もったいなくて落ち着かない(笑)

ってことで、仕事とプライべートの境界を生きてみましょう。
以前からウェリントンに向かうツアー業務において、
『ここを右に曲がれば、Queen Elizabeth Park』
クイーン・エリザベス・パーク

大そうなお名前が付いた公園、大きいのはわかるけど、実際に行ってみないと!
その小さな引っかかりを、行動で取り除く作業です。

コテージから車で20分。
朝の散歩から帰っても、物足りない『せん』を助手席に向かいます。

もちろん公園と言えども、日本のイメージとは違う。
何もないに決まってる。
まず自販機も屋台もない。
駐車場は当たり前に無料。
入口に看板とトイレ、人間と犬のための水道があるだけ。

さて、看板見たら、大きく2つのTrack(遊歩道)があるよう。
Coastal Track(海岸・遊歩道)とInland Track(内陸・遊歩道)の2つ。

まずは海岸から攻めてみましょう!
と海側に下りてみると、なんとも見える先の先までつづく海岸と砂浜、砂丘!
感覚的に鳥取砂丘サイズ?
ラクダの姿はないが、何とも雄大です、ニュージーランドに住んでいるも、この光景は感動的。
海岸を歩けば、同じように犬を連れた人と挨拶かわしながら。

朝、砂浜をはしゃいだばかりの『せん』も、海に向かって水遊びしまくり。
そうだね、良い表現です、突然スイッチが入る感じ(笑)
砂地を全力で駈けまわる!

40分ほど歩いても、海岸は遥か彼方にも終点は見えず。。

ここから、Coastal Track、内陸に向かうべく、海岸を離れて砂浜を登っていきましょう!
登り始めてすぐ、そこには阿蘇の草千里のような景色が広がる

何よりも見渡す限り、ひとつも人工物が存在しない。
これなら当然のように映画のロケにも使われる。
間違って、電線や自販機、家が映り込む心配は皆無です。

しばらく歩いて振り向けば、草原と海、空、島のコントラスト。。
丘の頂上にはベンチがポツンと存在。。

そこに座って望む景色、これだけでもニュージーランドに立つ意味がある。

この地が国会議事堂がある首都、ウェリントンから北にたった50㎞。
10日前には、ウェリントンの都会を楽しんでいたわたし。
そして今は大自然の中でベンチに座る。
人もいない、何もない贅沢さよ。

静かに座り続ける日本人、柴犬のせんは海にお尻向けてご機嫌さん(笑)

自然の中にいても、ずっと感動することもなく、自然のことを考え続けることはできない。。
物思いにふけりながら、脳裏は遥か彼方の島国に向いてしまいます…
「あ~今頃、日本で…」
「もうすぐ…」
「来月は、マイナス3度の雪降る御在所岳頂上でお仕事…」
「人工のかたまり、なばなの里でイルミネーションの世界でお仕事…」

そんなことを思いながら、ボ~とすること20分ほどして、マウンテンバイクの夫婦が挨拶残して、走り抜ける。

やっと1人と1匹も動く気になり丘を下れば、道の両側を黄色いデイジー(ヒナギク)が咲き乱れる。
この先も、振り返る道も黄色い花道が続きます。
やっぱり夏は良いです。

みなさんの人生も、美しい花に包まれたこれからでありますように。

そんな時を過ごし、駐車場が近づく。
結局2時間ほどの行程でした。

駐車場の看板をしっかり見れば、駐車場だけで3か所。
今日の行程でも、まだ全体の1/5も敷地も動いていない。

日本なら敷地面積なども書いてあるはずが、どこにも見当たらない。
コテージでホームページを観ても、さっぱりそのような情報はない…

まぁ、そんなことはどうでもよいこと。
結局、実際に訪れて経験しないとわからないこと。

またひとつ業務の引き出しが増える。
そして北島にもまだまだ自然を満喫できる地があることを知ります。

旅をすることは日常を離れて、不安定な状況に身を置くこと。
そうすると、時もそれに呼応するかのように、思いがけないことがおきるもの。

ただただ感謝を忘れず、生きていくしかありません。

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