昨晩の大晦日。
4時間の時差はさすがに厳しく、日本の年末恒例番組をライブで観る元気はなく就寝。
2020年1月1日、朝の柴犬は元気に起床。
それに反して、人間は睡眠過多による片頭痛で起床。
元旦といえども、お雑煮やおせち料理が待っているわけでもない。
いつも通りにサラダ、目玉焼き、歯ごたえないソーセージの朝食を自分で用意してと…
日本の元旦、もう13年も過ごしていなければ忘れるというものです…
さぁ、柴さんの強要でビーチに向かいましょう。
もうそれがふつう~と思い込む柴犬の『せん』様。
はいはい、一応釣りできる用意して向かいましょうね。
ですが、海の色は見事に茶色…
海中はまさしくうねり、砂が巻き上がっております。
柴犬もそろそろ海を見て、「これはあきませんなぁ!」
と関西弁でしゃべりそうな勢い。。(泣)
ならコテージに帰って、『ガキ使』でも観ましょうかね…
という時間でもなく、それならこの旅で好奇心くすぐられながら、気になっていること…
それを心残りないように、解決していきましょうね。
『せん』の運動も足りないことだし…
Nikau Valley
前日の『クイーン・エリザベス・パーク』と同じく、左に曲がったら『二カウ・バレイ』って看板。
いつも見るけど、何?
そんなちょっとした引っかかりを解決しましょう。
駐車場も入口も地味~
こちとらビーチに行く用意、ビーサンに防水のズボン姿です。
リードを付けた『せん』さんを先頭に林の中に行きます。
なんとなく暗い、ニュージーランド特有のファーン(シダ)多き林を進む。
ここで分かれ道。
右に曲がれば『LOOKOUT』。
展望台? 見晴らしがよいのね!
と、何の考えもなく右に曲がります。
人生においてもよくよくありますよね。
後に思えば、あそこが人生の分岐点…
あそこでその選択をしなければ、結果は違ってたのに…
その選択も、言葉も、何の考えも思いもなく軽~く決定していたのに…
そう、この選択が…(泣)
進めば徐々に登っていく。
あら、優しいこと、木道が始まります。
ニュージーランドのトレッキングではよく見る光景。
そんな自然の中を楽しみながら進むと、木製階段が始まる。
ん~、段々と階段も急になってきた?
あれ、全然見晴らしよくならない…
30分歩いてもさっぱり?
段々と道の勾配は強くなり、急になっていく。階段の幅も狭くなっていく…
あら、このあたりで気付く…
日本で、ちょっとお参りして行こう!
と気楽に参道行けば、そこには地獄の階段…
あのパターンをニュージーランドでしてる?
こういう階段は、左脚のリハビリを思い出させる…
これ、やっちまったなぁ…
片頭痛もあるのに~
いつもなら、当然のように先頭を歩き引っ張りまくる『せん』を怒るのに。。
今日は、「せん、もっと引っ張らんか~い!」
相当にきつい。。
なぜにビーチサンダル?
なぜに防水ズボンで、サウナスーツ状態?
あの~ 分岐点の看板、『LOOKOUT』だけって…
日本なら頂上まで何分!とかあるのに、この国って本当に適当…(泣)
そんな愚痴すら考えてしまいそう…(笑)
最後はそこにまるで天国への階段でもあるかのように、ただただ大きく見上げます…
両膝は笑う。
大腿四頭筋は痙攣しそう。。
片頭痛はズッキズキ。。。
なぜに、わたしは元旦から試練に立ち向かう?
途中で引き返す勇気ない?
いっつも同じセリフが脳裏に、『こんなはずじゃなかったのに…』
ちょっとした好奇心が巻き起こす苦労…
結局、のぼり続けること、1時間。。
フラッフラ…(泣)
せんさんも、ゼイゼイ…(泣)
ご褒美の時間。
そこにある景色は見事に美しい。。
何よりも大切なことは、二カウバレイと聞いたなら、地図や看板にその名前を見たなら、この光景を思い出すことができるという、経験を踏まえての事実が残ること。
きっと今年もこんな生き方しかできない?
まだ元旦…(笑)
見たことない、行ったことない場所、好奇心が振れる感覚を大切に。
ニュージーランド、日本、そして行ったことがない国にも行きましょう。
今年は特に気合を入れて、日本の地を、北も南も知らない街を旅していきます!
新たな仕事に向かっていくかもしれません。
本年も、何卒よろしくお願い致します。
2020年1月1日
コテージに帰れば、『せん』はずっと夢の中。
おつかれさま。
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