2020 東北の旅 4日目 / 山形「銀山温泉 その1」

-日本旅行記

東北の大都市、仙台を午前8時に離れます。
東北新幹線で福島駅。

初めての山形新幹線に乗り換えて、銀山温泉に向かいましょう。

この山形新幹線も秋田新幹線と同じく、何も新幹線と呼ばずとも特急でいいと思うんだけど…
在来線と同じレールを使って走る幅の狭い新幹線。

山形駅を越えて、銀山温泉の最寄り駅である大石田駅、まずこれも通過。
大石田駅の次の駅であり、山形新幹線の終点、新庄駅まで乗ってしまう。

理由はひとつ、今夜宿泊のホテルが新庄駅そばで、大きな荷物を預けてしまうため!
新庄駅到着前の新幹線グリーン車は、貸切り状態。
2時間少しの山形新幹線を走破し、新庄駅に到着です。

新庄付近も日本有数の豪雪地帯のはず。
でもまったく雪がありません。
楽で良いのか、どうなのか…
の本では雪国に住んだ経験もあると、雪かきや除雪のつらさはよく知っております。
でも冬の風情はゼロです…

荷物も気持ちよくホテルで預かっていただき、身軽に。
本当はもっと身軽にずっと旅をしたいところ。

ですが、ニュージーランド帰国前の旅なので、そうもいきません。
すでに成田空港にもうひとつの荷物を配送済みなのですが、それだけでは足りない。。

新庄駅から、再び山形新幹線に乗り、一駅、大石田駅にもどります。

大石田駅から銀山温泉には、路線バスの利用で40分。
はながさ交通さん、あんまりやる気がないのか、きっと大人の事情でしょう。
バスが2時間に1本ほどしか運航されていません。

最近はマスコミでも紹介されて、大人気の銀山温泉です。
きっとドル箱路線のはずなのに、なぜか…

午前11時半、まだ次のバスまで1時間もあります。

そうそう今日から日本は3連休。
突如、色々なところで激混みする日本の連休を頭に入れてと…

まず銀山温泉で昼食を、などと思ってもきっと満員。
それに観光地価格のコスパよろしくないに決まっています。
銀山温泉名物… そば? あんまり興味が湧きません。

新幹線止まる大石田駅、でも駅前はほとんど店らしいものもなく、コンビニも見当たりません。
大石田駅を出て、右手少し先に見える看板、「ラーメン長作」さん行きましょう!
お店に入ると、地元の方でいっぱい!
でもこういう時に一人旅はよろしい。
待つことなくカウンター席へ。

さすがに連休初日、家族連れの方も多く、大きくもないお店はもう、てんやわんや(笑)
スタッフさんもアタフタ…
「すみません、今日は混んでいて…」の連呼です。

わたしは静かにカウンターで注文したラーメンを待つのみ。
多くの方が麻婆ラーメンを注文されていました。
そんな中、厨房では頑固そうなご主人、きっと長作さんが寡黙に料理をし続ける。
こういうお仕事、カッコイイです。
黙々と作り出す作業は自分も大好きです。

そういえば整骨院時代には、患者さんを3時間とか待たせたな~
平気そうな顔しながら待合室をのぞいて思う、そこまで待たっていただかずとも…
と申し訳なく感じた日々を思い出します。

それほど待つこともなく、ラーメンが到着。
ふつうに美味しく、600円でいただき満足です。
ごちそうさまでした。

大石田駅にもどり、バス停へ早めに並びます。
というか、ほぼ1番手。

きっと銀山温泉に行く旅行客が多いはず…

20分前に並ぶや、そこからはすっごい勢いで列が伸びるではないですか~
確実に日本人ではない顔もいっぱい。
きっと台湾人と香港人、韓国人が多いはず。

やってきたバスを見て、驚きです。
もう写真撮る気もうせるボロボロさ。
物を大事にとは思いますが、いたるところが壊れたまま。。

きっと大人の事情でしょう。
乗り込んでみてもせきは15席ほど。
そこにもう通勤ラッシュなみに詰め込みです。

あ~ 早く並んで座れてよかった。。
まだ腫れある足首で、40分バスに立って揺られるのは、少しつらかったかも…

はながさ交通さん、尾花沢市さん、きっと銀山温泉ブームもそう長くない、と読んでおられるのでしょう。
懸命かもしれませんね。

立っている方には申し訳なくも、添乗する必要なく寝ることが許されるバスは、ついつい寝てしまう(笑)
今回も気が付けば、そこは銀山温泉、終点に到着です。

バスからはき出された旅行客はバス停から坂を下り、銀山温泉へ。

ほ~ なるほど~

これが写真でよく見る光景、銀山温泉ですね!

これほど人が溢れていなければ、昔の日本を偲べる小さな温泉街。
静かに流れる川を挟んで、古き外観の旅館が並んでいます。

昔はもっとよかったんだろうな~
けっこうにここも観光地化されておられる。
というより、訪れる観光客が多すぎでしょうね、この小さな山中の温泉地に。
日本人だけでなく、もう海外からもいっぱい。
今はほぼいない中国人がいたのなら、それはもう原宿を歩くようなことになっていたのでは?

これでは連休でなくとも、宿など予約困難なのは当然。
わたしも何度と試みましたが無理。
それより一人での宿泊を許してくれる宿泊施設を見つけることができませんでした。
なので、今夜は新庄駅近くのビジネスホテルに宿泊なのですが…

まだ長くなりそうです。
今日はここまでに。
4日目のお話、また明日に続きます。

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