2020 東北の旅 4日目 / 山形「銀山温泉 その2」

-日本旅行記

午後1時過ぎ、銀山温泉に到着。

銀山温泉の小さな町をまず歩いてみましょう。
趣きある旅館がならぶも、あまり中は見えず。
どこも小さな規模、宿泊客を大切にしよう感が溢れている。

なので日帰り旅行者は外観の写真撮影と、数店ほどのお土産屋さんをのぞくしかありません。

ですがここは銀山温泉。
温泉入浴せずに帰るのは寂しすぎるではありませんか…

事前にネットでみると日帰り温泉を受け付ける旅館もあるはず。
ながら来てみると、連休の殺到を見越してか受付けてなかったり、午後1時半までの受付で終了であったり。

仕方がなく街唯一の公衆浴場へ。
行ってみると小さな建物。
他の立派な温泉とは違う、張り紙には午後5時以降は地元の方のみで旅行客はお断り。

ドアを開けてみると、そこには数独をしているおっちゃんが座ってはる。
ここだけ、誰もいない雰囲気。

まぁ、いいか。
と言われるがままに500円をお支払い。

色々言われるもほぼほぼ理解できない山形弁でした…

「わかったのは、500円、熱かったら水を入れて!」

入口からすぐそこのドアを開けて、脱衣場と浴場へ。
あら、小さいこと、狭いこと。

でもお客さんは誰もいらっしゃらない。
さて入浴!

熱いのなんのって、浸かれません。
すぐに言われるとおりに水入れる。

やっと浸かれるほどになった頃に、おっちゃんが顔を出して、「水を入れてるけ~?」的なことを。
そこに大学生らしい3人さんが来られて、もう浴槽はいっぱいです。

温泉には湯ノ花がゆらりゆらり。
おっちゃんがまた顔をのぞいて、「これはゴミでなく、湯ノ花やからな」的なことを山形弁で…
それを聞いた大学生は安心してはるけど、お若い方には初めてだったようです。

はい、こうして銀山温泉で入浴するという自分の中でのノルマは気持ちよくクリアです。

もう小さな町も歩き終わった。
お土産屋さんものぞいたぞ!

当初の予定では4時間後(2時間に1本しかないバス)のバスでもどる予定。
でも、今回は宿泊もしないのなら十分です。

午後5時、ガス灯の点火後が、美しい写真撮影ができるのでしょう。
でもそれまで待たなくてもよいかな、って思い出す。

日本各地の観光地化に力を貸すガス灯。
そういえばこの銀山温泉、雰囲気は下呂温泉や小樽運河にも似てる。

どちらも子供の頃から親しみ深く、新鮮さはゼロ。
銀山温泉のガス灯夜景も想像がつきます。

よし、4時間も早いがバスで大石田駅にもどろう!

ってことで、またバスで座れるよう、バス停に早くもどります。

こうして戻った大石田駅。
このまま新庄駅に行き、今日のビジホにチェックインしてもいいのだが…
それで今日も終わってしまう。まだ3時前、早いぞ…

それなら…
よし新幹線で新庄駅と逆方向に新幹線で30分もどり、山形駅に行ってみよう!!

まぁ、ジャパン・レイルパスがあるからこそできる。
本当にありがたいかぎりです。
もう通勤電車のように気軽に新幹線を使い込んでいます。。
行ったり来たり…

今日一日で山形新幹線を4回利用。
(  )は通過。

1.福島駅 - (山形) - (大石田) - 新庄駅
2.新庄駅 - 大石田駅
3.大石田駅 ー 山形駅
4.山形駅 - (大石田) - 新庄駅

早く銀山温泉を離れた分、予定になくも、行ったことがない街に行くことができます。

山形駅のの直前には、山形城がある霞城公園も見えました。
そして山形駅を通過ではなく、山形駅で下車です。

初めての山形駅、なんでも初めてというのは良いもの。
山形駅を出て、小雨の中を少し歩いてみました。
特別に何があるわけでもありません。
よくある地方の中心都市的な街並み。

次、山形の文字を見る時には、さくらんぼが頭に浮かぶだけでなく、山形駅前の街並みをしっかり思い起こせる。
これが自分には嬉しく、大切なこと。
これが旅をして積み重ねる経験。

銀山温泉だって、写真のガス灯と川風景の写真を思い浮かべることなく、公衆浴場のおっちゃんだったり、山形リンゴジュースと揚げ饅頭だったり…
よし、ちゃんと経験してる。
誰に文句言われようと、嫌われようと、ポイとゴミ扱いされようと、絶対に誰にも消すことはできない。
それが自分の人生における経験だから。

明日もつづく。

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