スポーツ・トレーナー時代、振返りも最終章 #2

人生を振り返る忘備録

1,000日連続更新完了まであと70日ほど。
この最終章の残りを考えると、書き進めねばなりません。
ただただ自己満足のためだけですが(笑)

前回の最終章#1 では、柔道整復師専門学校卒業と国家試験合格。
そして本格的にアメフトチームでのメディカル・トレーナーの活動が始まりました。

怪我人のリハビリ、スポーツマッサージ、怪我に対するファーストエイド…
そしてこの時期、師匠のおかげで格段に上達したのがテーピング技術です。

アメリカンフットボールのゲーム前、約80人のプレーヤー全員が義務付けられていることがあります。
これをしないとゲームでプレーできません。
それは捻挫予防を主な目的とする両足首のテーピングです。
ゲーム前のロッカーでは、4人ほどのトレーナーが手分けをして全員のテーピング。
まさしく靴磨きのように座るトレーナーの前に、プレーヤーがテーピングを待ちます。
ただテーピングをすればよいのではありません。
それぞれのプレーヤーの好みなどに応じてテーピングを変えていかねばなりません。
それは多種多様、テーピングの強度や方向、使うテープ…
プレーヤーによっては、足首だけでなくた他部位にも。
ゆっくりとしていく時間もなく、手際よくこなす技術も求められる。

ゲーム前だけでなく、練習のたびに足関節だけでなく、肩、肘、指関節などのテープもしていきます。
日々指導を受けつつ、経験を積むことにより技術は上達。(したはず? 笑)

また練習前後のスポーツマッサージやリカバリーも重要。
カイロプラクターとして活動していた経験は多いに役立つものでした。
また整骨院での修業時代、数多くの患者さんにしたマッサージ経験もおおいに生きてきました。
それまでの経験はまさしくこの時のためにあったように思います。

こうしてずっと目指していたメディカル・トレーナーとして、休むことなく必死で生きていました。
トレーナー業務を中心とした環境づくりもあり、以前よりお話があった友人との会社設立をしたのもこの時です。

トレーナー派遣業務と、整骨院経営が主業務の会社。
ただこの会社経営は私にとって長く続くことはありませんでした。

もともと友人の下で働いていたスタッフさん、この方々との関係が破綻。
思えばアメフトチームでのトレーナー業務に必死で、整骨院院長や会社経営者として余裕もなかったのでしょう。
友人との共同経営を終え、私が会社から去る結果となったのです。

その旨を全スタッフに伝えた翌日のことでした。
私のロッカーにある私物すべてが、外に投げ捨てられていました。
その光景は今でも忘れることができません。
よほどに私のことが嫌いだったのでしょう。

知らず知らず敵を作り、嫌われ、疎まれ、そして人間関係が破綻をする。
それまでにも何度かあったこと、そしてその後にも…
結局、私の性(さが)なのかもしれません。
私の人徳のなさを思い知る出来事でした。

この時、決めたことがあります。
二度と共同経営や、業務提携などはしない!
私にはまったく向いていないんですね(笑)

その決意を守り続けて、今があります。
これがその後に良い影響を及ぼしたのか、それともだからこんな今があるのか?(笑)

当時はけっこう大変な状況だったはずです。
ですがアメフトチームのトレーナー業務には何の関係もありません。
ずっと必死で頑張る日々には何も変わりありません。

ただ共同経営を解消したことにより、私は大きな借金を会社に背負うことになりました。
その借金返済期間も短期で完了する約束をして会社を去りました。

まさしく大きなピンチだったのかもしれません。
でも当時はトレーナー業務に忙しく充実し過ぎていて、悩み続ける余裕すらなかった。

すでに3回ほどの開業経験も積み、サラリーマン時代の大きな経験もある。
すぐに大きな利益をあげて借金返済をしつつ、トレーナー業務を続けていくためには…
考えた結果…

滋賀のカイロプラクティック院を閉院をして本拠地とした大阪でした。
今度は大阪を離れ、琵琶湖も大きく越えて、日本海に面する町に転居。
そして新たな整骨院を開院することを決意。
整骨院をするための柔整師免許ではなかったはずですが、そのようなことも言っていられない。
それでも変わりなく大阪でのトレーナー業務は絶対に続けていく。
それを目指してサラリーマンを辞め、好きで目指した道なのだから。

新たな自分だけの整骨院をもちつつ…
大阪まで片道2時間半、約140キロのドライブを週3回以上。

過酷であったはずの当時です。
ですが、私はそのことをまったく大変だとは思うことは一度もありませんでした。
ずっと目指していた道の途中が、楽しくて仕方がなかったのです…

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