いつもの公園での出来事…

その日の日記

つい最近、お安いながらも美味しいクッキーを発見。
結果は増量気味の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか…
なんのこっちゃ(笑)

自宅から車で3分、徒歩でも7分ほどにあるいつもの公園。
ただただ広い、あるのは芝生と池、そして去年完成した子供たちが遊ぶ遊具広場。

早く連れていけと、じぃ~と見つめ続ける(にらみ付ける、とも言う)柴犬に根負けし、公園に散歩。

しっかり歩いた後、さぁ帰るぞっと言うも、相変わらずの帰宅拒否犬発動。

そんな時、30メートルほど離れた場所で、散歩中のおばあちゃん2人のうちの1人が倒れているではありませんか。

こんな時、どうせ何もできない日本人、見ぬふりをすればよいのですが、小心者の自分にはそれができない。
後から、罪悪感でしっかりイヤな思いをしてしまう…

て、ことで近づてみると、右第4指のPIP関節付近から外方に、それも直角に転移しているではないですか。
横にいるもう一人のおばあちゃんに、「どうしたん?」って聞くと、
「段差につまずき、転んで指脱臼してるのよ!」

近くにいたお兄ちゃんがすぐに救急車を電話で呼びます。

脱臼にしては、どうも転移が大きいわな、骨折かも…
などと言って、より不安がらせる必要もないので、心にとめてと。

開放骨折でもなさそうで、意識もしっかり。

何よりも救急車が発動するセンターはすぐそこ、歩いても5分。
救急車を呼んだお兄ちゃんは誘導するために駐車場に行きます。
すぐ到着する救急隊員を、おばあちゃん二人と自分で待ちます。
(その横で帰らなくてよくなり、ご機嫌にちょこんと座っている柴犬が一匹)

日本でしたら、患部を触診して確認、手関節や橈骨、尺骨を含む他部位の損傷を探るのですが、ここはニュージーランド。
ドクターでもなければ何もできません。
もちろん柔道整復師ですと言っても、何の効力もなければ理解もしてもらえません。

ですが、知識と経験が消えるわけもないので、疼痛を避ける体位だけを取らせて横で声をかけることだけは。
幸い疼痛も小さいようで、おばあちゃんも笑顔でお話して。
「かわいい犬ね~」
「脱臼なんて初めてよ~」
「救急車に乗ることなんて初めてで緊張するわ」

そんなお話をしていたのですが、いっこうに救急車が来ない…
もう一人のおばあちゃんも、途中で「トイレ行ってくるから、お願いね~」って行っちゃうし。

10分、15分、20分…
さっぱり来ない

「救急車まで歩いて行った方が早かったね。」
「今、オークランド(400㎞離れた)から向かってるから、もう少し待ってね。」

もはや私も冗談も含め一緒に待つしかない状態。

25分、30分…

やっと到着です。
救急隊員の一言めが、
「How are you!」

なんとものんびりなkiwi

「どうしてこんな遅かったん? センターそこやん!」
って指さしながら聞くと、
「色々アクシデントがあってな、ヘイスティングス(隣町)から来たからな」

「そりゃ、アクシデント多いだろうよ、救急隊員さん!」
と心でツッコミだけ入れて、後はお任せでその場を離れます。

離れ際におばあちゃん2人にお礼を言われて、こちらも「お大事に!」

ニュージーランドで救急の現場に巡り合うのは、もう4回目ほど。
幸運にも毎回、命に係わるような現場ではないですし、何もできません。
周囲の安全確保や、意識確認や出血の確認ぐらいなこと。
救急車呼ぶのでも、当然ながら日本人がわざわざする必要もない。

日本では何度となく指関節の脱臼整復をし、骨折の応急処置も当然のこと。
トレーナーとしてグラウンドにいた時には、目の前で大怪我することなど、本当に日常茶飯事(にちじょう・ちゃめしごと、と呼びます!?)。
田舎の整骨院時代には、病院と間違えたんか?という怪我人もよくよく来られました。
いろんな修羅場を冷静に経験してきたことは、今でも自分の大切な財産ではあります。

そんな自分が、南半球のニュージーランドに生活をして。。
何が正解か、不正解か。
自分の選択がよかったのか、どうなのか?

そんなことは考えてもわかりません。

まぁ、自分の性格上、ひとつのことを極めることに満足するわけでもない。

何でも経験してやろう!のアホさは昔も今も、そしてこれからも変わらんだろうし。
そういえば、昨日は金属の知識が、製造業の経験が、なんやら言っていたわな(笑)
帰って、ツアーの見積りを作成しなくては!

でも、何か不思議、複雑な気分で昔を振り返りながら、帰宅を嫌がる柴犬と家路につくのでした。

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