こういう大きなテーマを題材にする時はいつものこと。
お話はすべて個人的な経験をもとにするしかありません。
正確な統計によるものでも、インタビュー調査をしたわけでもありません。
ようは、これから勝手気ままな戯言が始まるのです。
アメリカやヨーロッパにおけるアジア人差別のニュースがよく見られます。
15年も海外在住をしていながら、なんとなく遠い国のことに感じてしまう。
（実際に遠い国ではあるのですが 笑）
もちろんニュージーランドでもアジア人に対する差別が皆無かと言えば、きっとそんなことはない。
ですが、ニュージーランドはマオリ人とパキハ（ヨーロッパ系）がミックスされた国家です。
きっと先住民が上手く社会に生きている国かと思います。
当然、まったく問題がないわけではありません。
たとえばマオリランドにおける土地問題、収入格差、教育格差…
なんとなく先住民と呼ぶこと自体が適当ではないのかもしれません。
ニュージーランドの歴史自体が立った200年しかありません。
それゆえにパキハが抑圧することも社会的にない。
日本人として、というよりアジア人として日常生活を過ごしています。
キウィにとっては、中国人、韓国人、日本人の違いなどわかりません。
なんですが、いつも思うことはやはりマオリと日本人は似ている。
文化的に似ていることは今までにもお話をしています。
そしてなんとなく雰囲気が日本人とマオリは似通っていると感じます。
それは台湾でも中国でも韓国でもない、モンゴルでもない。
やはりこの点、マオリの存在が日本人が生きることにはプラス。
ですから日本人として嫌な思いをしたことは、過去15年で一度もありません。
アジア人として気分のよくない言葉を受けたことが、きっと２、３度ほど？
あまりはっきりした記憶がないほど、大きな打撃を受けたことでもなく。
もちろん口に出さずども心には差別意識がゼロだとは思いません。
この私も含めてのことです。
極端なレイシストだって存在することでしょう。
私の経験にはないのですが、他の在住日本人さんにはあるかもしれません。
こうして個人的経験をもとに言い切ってしまうと。
ニュージーランドでのアジア人差別は非常に稀なこと。
他国と比較しても、アジア人、まして日本人としては生きやすい社会だと思います。
ヨーロッパ系の住民を「パキハ」と呼ぶことは、差別的？
そう疑問に思い、語学学校の先生にも聞いたことがあります。
それはないとのこと。
パキハの多くはやはりイギリス系。
イギリス系のパキハは、体格的に大きくない。
身長もけっこう低く、華奢なんですね。
はい、私は体格も態度もでかい！
それが功を奏しているからこそ、ニュージーランドでも気楽に生きられるのかもしれませんね（笑）
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