つい1週間ほど前、年に一度のリサイクル・デーのお話を。
こちらは、不用品のリサイクルについてでした。
今回は、物ではなく、自然界のゴミ処理。
Green Wasteとか、 Green Rubbish とニュージーランドではきっと呼んでいる。
よく海外ドラマを見ていると、大きな庭を優雅に芝刈りをしているシーンを観ます。
なんか外国!ぽくて良いのですが、実際はさにあらん。
ニュージーランドも夏を迎え、日差しも日頃はいっそう強くなっている。
そうなれば喜ぶのは植物たち。
特に今のネイピアは、昨日の豪雨で水分補給はしっかりしている。
そこにお腹いっぱいの光合成。
結果として、芝も伸びる。
樹々も雑草さんも元気に伸びる。
仕方がなく芝刈りもせねばならない。
雑草だって、伸びすぎた枝も切らねばならない。
そしてそこには、緑のゴミがいっぱい…(泣)
普通ゴミで収集日に家の前に置いておくわけにはいきません。
なので、今までは市のゴミ処理センターに車で持ち込み、捨てていました。
もちろん有料。
1回で10ドル、約750円。
ですが、先日の豪雨災害で多くの不用品が各家庭に増えたのです。
水に浸かったソファ、ベッド…
そこで市はそれらの不用品(緑のゴミは違う)を無料で処理センターへの持ち込みを許可中。
その影響で、物ではない緑のゴミたちは、Bio-Rich へ持ち込んでね!
との市からのお達し。
そのBio-Richなる施設が車で10分ほどの所にあることは以前から承知。
ですが、市営でもないし、なんとなく利用していませんでした。
そこで今回は初めての施設利用です。
到着すると、マクド(マックとも言うらしい)のドライブ―スルー同様に、やはり10ドルの費用を支払う。
受付のおばちゃんの説明を受けて、緑のゴミでいっぱいになった護送車(ハイエース)を移動。
コンクリート敷の指定場所には、大量の緑のゴミたち。
ここに、ゴミを捨て置くわけね!と理解。
どんどんと捨てていきます。
捨てられた自然界の廃棄物たち。
それは速攻で大型ショベルカーが移動させていく。
捨てたグリーン・ウェイストのすぐすぐ後ろで。
その先には発酵中の黒い堆肥の小山があります!
ここでは、私の苦手なバイオの力が堆肥へと変身をさせているのでしょう。
これぞリサイクル、回しまくりですね(笑)
自然に恵まれた国、街中であっても緑の不要物は日々大量。
そうなれば、スピーディーに処理せねば追いつかないのは当然と理解できます。
そして市民が有料で廃棄した自然のゴミは、その場で堆肥(コンポスト)へと変わる。
その堆肥は、ここで再び売り出せているのです。
産地直売!
Bio Rich バイオ・リッチ
なかなかに良い名称ですね(笑)
見事に目の前でリサイクルの世界が豪快に。
これもニュージーランド文化です。
旅行だけではわからないであろう、ニュージーランドの姿がここにも…
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