愛読書 02 ~ 宮本輝 著 「にぎやかな天地 上・下」~

Yoshiの 愛読書

宮本輝さんの小説はほぼすべて読んでいるかと思います。
代表作といえば、「錦繍」「蛍川」「ドナウの旅人」…

もちろんどの作品も素晴らしく大好きなのですが、それでも自分は「にぎやかな天地」が最も大切な作品です。
もう何度読んだことか。何か仕事の行先、方向に迷うと読みたくなります。

主人公は豪華本を制作するフリーの編集者。そして取材目的となった発酵食品。
不慮の事故で亡くなった父とそれを取り巻く人々。亡くなった祖母の人生、そして母と姉の家族。

それぞれの生き方、本制作と発酵食品の素晴らしさが意味するもの。
そして主人公の将来に向かう姿。

それらを通して、人生に、仕事に大切なことを教えてくれます。

いい仕事とは、

後ろめたさがないこと。
シンプルで、説明ができること。
人の役にたつこと

この本を読んでいると、毎回思い出す歌詞があります。
さだまさしの「奇跡」にある一節
♪ 「偶然を装いながら奇跡がいつも近くにいる」 ♪

何か実際にそう思うことはありませんか?
後から考えたら偶然にしてはあまりにも出来すぎで、人生にある奇跡という大切なものと気付くこと。

ちなみに、私は昔から発酵食品が大好きです。というよりこればかり毎日食して生きております。

かつお節、納豆、糠漬け、チーズ…
この本を読んでから、もう長く糠床とお付き合いをしております。ニュージーランドで。

何か書いていてもうまく伝えることができないことがわかってまいりました。
長い文章は無駄なようです。

じっくりと読んでみて下さい。
何か大切なことに気付いてもらえるかと思います。

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