お題をひとつ #06「選挙と国民投票」

お題をひとつ

ニュージーランドは9月に選挙が待っています。

私はしっかり日本人ながら、永住権保持者として、ニュージーランドでは選挙権が与えられています。

もちろん、私の1票でどうなるというものでもないのでしょう…
それでも住まわせていただく移民が国政参加させていただけるのは、ありがたいことです。
それに総人口500万人の国、1票の重みは日本より大きいかもしれません。

この国では選挙だけでなく、国民投票もよく実施されるのです。
何か重要なことを決定する時には、国民にまず問う。
その姿勢は、小さな国ならではの良さです。

前回の国民投票は、国旗の変更を問うものでした。
現在のオーストラリアと紛らわしい国旗を維持するか、それとも新たな国旗を制定するか…
結果は、現在の国旗を維持する、これがトップでした。

ですが、国民にとっては、独自の国旗が今だに人気があり、それを掲揚している家もあるほどです。

 

9月の選挙をひかえ、個人情報に変更はあるかどうかの確認レターが届きました。
住所などに変更があれば、この時点で返送します。
それと同封されていたのが、国政選挙と同時に実施される2つの国民投票についての説明冊子です。
(写真の2通、黄色と紫色の冊子)

そのひとつ、「キャナビス、つまり嗜好目的の大麻を合法とするかどうか…」
世界ではキャナビスを合法とする国や地域が少なからずあり、増えています。
特に医療用キャナビスを合法とする国は相当数あります。
最近ではカナダが嗜好目的の大麻を合法化しました。

ニュージーランド政府としては、合法化して流通をコントロールし、そして何よりもそれによる税収が大きくなることはプラス。
ですが、実際には合法化に賛成が過半数を超えることはないかもしれません。
国政選挙により反対が上回るという現実があれば、合法化を声をこの先抑えることができます。
そちらが今回の大きい目的ではないでしょうか。

冊子の説明文を読むと、たとえ合法化賛成が過半数を上回っても、それがそのまま合法化決定を意味しない。
ただ合法化反対が上回れば、それに政府はこの先従う…

もちろん、私は反対でございます!
できるならタバコも禁止してくれてもOKです。
(禁煙して25年!)

もうひとつの国民投票。
「安楽死を合法化するかどうか…」

こちらはキャナビスの投票結果とは扱いが違います。
合法化賛成が過半数を上回れば、12カ月以内に強制的に法制化。
過半数を下回れば、今まで同様に、法律上で禁止。

さて、これについての賛成、反対も私は決まっていますが、それは内緒にしておきます。

こうしてすぐそこに選挙があるため、今回はコロナ対策に大きく影響しています。
特にこれから国境封鎖対策をどうするのか…
この動向に日々私も追いかけているのですが、選挙が終わるまでは大きな動きはないでしょう。
それによる選挙結果への影響を与党も懸念すること、それは当然。

仕方がない。
私が国境封鎖をコントロールすることはできない。
今は、選挙が終わるまで待つしかないです。

我慢の冬でございます。

(追記)
このブログを書いた翌日、日本で2人の医師が安楽死をさせた疑いで逮捕…
日本でもこの問題はこれから議論を進めるべきではないのでしょうか。

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