ゆるやか 釣り日記 07『ルアーを改造したり』

ゆるやか 釣り日記

今回は海へ狩り(釣りともいう)に行くお話ではありません。

海釣りには大きく2種類に分けられます。
餌釣り … 餌を付けて海に放り込み、魚さんが食べるのを待つ。
ルアー釣り … 餌に似た物を放り込み、それを泳がせ、魚が騙されて食べるのも待つ。

餌釣りが静の釣りなら、ルアー釣りは動の釣りとも言えます。
ルアーを放り込んで待っていても魚さん騙されない。
なので、あたかも餌が泳いでいるかのように、ルアーに色々な動きをさせてずっとリールで巻いていくのです。

どちらがいいの?
餌釣りの方が疲れは少ない。
どちらも釣れない時はさっぱり。

ならなぜにルアー釣りなどをするのか?
それは、釣れた時にドヤ顔が自然にできる!

所詮、釣りは魚と人間の騙し合い。
餌釣りは餌の中に釣針を忍ばせておく。
ルアーは、お魚さんをだましったった感が餌釣りより大きいのです(笑)

ちなみに、ルアー Lure。
LもRも含む単語、この人生において正確に発音することはできません(涙)

前置き長くなりました。
日本で釣り具屋さんに行けば、ルアーは無数に並んでいます。
安くて1個300円ほどから、高いと1,500円以上の物まで。

私、もうゆるやかに釣り歴40年以上。
ということで、ルアー購入して釣るぐらいなら餌釣りの方がよいお歳。

でもルアー釣りもたまにはしたい。
ならなら、自分でルアー作ったろ!

金属加工からするのは大変すぎ。
それなら、ダイソージグの名前で有名な100円のルアーを日本調達してきます。
写真の通り、重さ(大きさ)で何種類か。
18g 28g 40g の3種類を用意。

これでは寂しい、お魚さん騙すにはもう少し工夫してみましょう。

夜も10時を過ぎ、ドラゴンズの負け濃厚、事務処理も十分になる頃。
内職をするかのように、ダイソージグや色々な材料が入った箱を取り出し、ごそごそ始める。

お魚さん、ルアー(お魚さんにとっては餌)のお尻から食べるばかりではない。
たまには、頭からガブっと食いつくかもしれません。
そのために頭にも別の釣針(アシストフックという)を付けます。

これも手作りなんですね。
釣針に太目の糸を取り付け作業です。
釣針と糸との結び目には、ゴムチューブ(写真では赤)を巻きます。
このゴムチューブも日本では釣り専用で高価。
それなら、電気配線や、映画で観る導火線にまかれた黒や赤のゴム(どっちを切る?みたいな)。
あれを使います。このゴム、熱湯や火で温めると縮むんです。
それで針と太い糸をガッチリサポート。
大きいお魚さんが食いついても取れないように、希望ですが。

次はこのキラキラ糸です。
誰が最初に思いついたのか知りませんが、ルアーの尻尾にヒラヒラ付けて、魅了します。
キラキラ、ゆらゆら(のはず)。

まだ付けます。
小さなスプーンの先、小指の先ほどの大きさで金色と銀色をご用意。

ルアーのお尻に付けたスプーンが海中でクルクルと回り、お魚の興味を引く(はず)。

ウェブサイトなりYouTubeで検索すると、日本語でも英語でも無数のルアー改良について紹介されています。
みんな勝手なことを当然のことのように解説しています。
この色がよい、ここをキラキラ、目の色にも気を付けて、この魚にはこれ!

でも、正解なんて誰も知りません。
なぜなら、過去誰一人としてお魚さんと会話したことがないはずだから。
「アジさん、何でこんなんに釣られてん?」
「いや~ あのキラキラが好みだったんすよ。。失敗したぁ(涙)」

そんな会話はしてみたいが、できない。。

結果として、プロが、メーカーさんが何と言おうと、知ったことではありません。
ルアーなんて、本当に自己満足の世界でしかありません。

きっと結果として釣れたのも、ほぼほぼ目の前を泳いだ餌みたいなルアーを、うっかり食べちゃった。。
こんなところでしょう(笑)

実際、このルアー、一番食べるのはお魚ではありません。
もっとも食べるのは地球さんです。
つまり『根がかり』というもの。
海底の岩やらなんやらに引っかかって、取ることができずに結果ルアーを失う…
これがルアーをいくつも作らねばならない理由です(笑)

先々月、夜に黙々と改良したダイソージグを持参し釣りへ。
まずは餌釣りの竿を立てて、餌に食いつくのを待ちます。
その待っている間に、登場!改良ルアーを海へ!

リールを巻き、期待感いっぱいでルアー泳がせます。
その時、餌釣りの竿がしなりました。
急ぎ餌釣りのリールを巻きましたが、別の釣竿でルアー釣りをしていたために時を逃し、餌だけ消えました。
そしてそして急ぎ、放り出したルアーのリールを巻きます!
ん~、取れない、、根がかり、ルアーが取れない(泣)

ということで頑張って改良したルアーはたった一投で海の底に消えていきました。

『二魚を追う者は一魚をも得ず』
ことわざはこれが由来だと言われています…?

今回の内職(時給0円)、こんなんできました!
キラキラをケチりすぎましたぁ~

磯野波平さんの頭みたいに寂しいです…

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