お題をひとつ #17「言わずもがな!?」

お題をひとつ

日本は日ごと寒さも増し、こたつにはミカンの山が…
そんな季節でございましょう。

ここニュージーランドは今季最高の暑さ。
とうことで最高気温を確認すれば、28度…って。。

すっかり体がニュージーランドの乾燥した日差し強い夏に対応しているようです(笑)
それはそうかも。
もうすぐニュージーランド在住歴も15年。
ネイピア在住も10年。
ひとつの都市にこれほど長く住んだことがありません、日本も含めて。

そうともなれば性格も欧米的になるかと思いきや…

昨日の夕方(夜、9時頃が日没なので陽が長いんだ)、自宅前でフェンス製作作業中のこと。
歩道をマオリのガキンチョ(12歳ほど?)がオフロードバイクで走ってくるではないか!
なんて書くと大事のようだが、なんてことはない悪ガキの遊び(笑)
まぁ 自転車なみにゆっくりスピ―ドだけど。

それでも危ないから、仕方がなくバイクを止めて。
といっても、「オイ!」と一言かけたら止まっただけ(笑)

不思議なことに、マオリでは「オイ!」が呼びかけとして通じるんです!
本当に、日本語と似てたりするんです。

Y 「オイ!こんな所をバイクで走ったら危ないだろう」
ガキ 「ぜんぜん安全だよ」
Y 「なんか、ここを走ることができる許可でもあるんか?」
ガキ 「あるよ!」
Y 「どんな種類の?」
ガキ 「自分が出したから大丈夫」
Y 「そんなん知らん、通行人が危ないやろ」
ガキ 「通行人いないから大丈夫。」

……

Y 「楽しいか」
ガキ 「楽しいよ」
Y 「気を付けてな…」

結局、なんとなく嚙み合わない会話で終始。
ガキンチョにしてみれば、怪しく珍しい中国人(アジア人はまず中国人と思われる。)が何か言ってきた。
そのぐらいにしか思っていない。。

いかんよね。
ついつい日本人気質として、
「みなまで言わなくもわかるやん、言わずもがな!」
的に話すのだが、そこは通じない。
免許もないガキンチョが、歩道を堂々とバイク運転したらいけない。
わかってるでしょ!
いや、あまりわかっていないのかも…(笑)

会話をしていて、あ~ そうだった…

やはり日本と違い、世界に出るなら、言いたいことはストレートに。
やんわり、遠まわしに、わかってるでしょ。
そんな言い方は、なかなか通じない。

英文のメールを作成していても、なんとなく気を使ってしまいます。
こんなストレートに言ってもよいのかいな?
ですが、結局は短くドン!と書いた方がよろしいようです。

日本のニュースを読んでいると、
「不要不急の外出は、出来る限り自粛をお願い…」

きっとこれはニュージーランドでは通じない。
すべてきっちり言わなくてもわかるでしょ!
的なアナウンスはよくわからないで一蹴されそう。

今回のアーダーン首相のコロナ感染対策が成功した大きな要因かも。
わかりやすく、これはダメ!これは許す!
違反したら逮捕もあるから守りなさい!

日常生活はおおらかいい加減なのにね。
kiwiの国家意識は、けっこう頑固なんです。

何があっても捕鯨はダメ!
放射能は絶対に持ち込まない!

中途半端を好まない。
日本語と英語、言語的な特性の違いもあるのでしょう。
日本語ほど深い表現ができる言語はきっとないのだから。
英語なんて、本当に並べてなんぼ、単純な言語です。
(なんて、わかったかのような言い回しやん♪)

コロナ感染による死亡者ゼロの段階で、厳格なロックダウンに入ったニュージーランド。
今回は、言わずもがな的対策を避けたことが、功を奏したようです。
ニュージーランド国内はね…

私は日本とニュージーランドの両国で生きる身。
いやはや、困ったものです…(泣)

洋楽聴きながら、こんなブログを書きあげる…
自分が一番困った錯乱状態(笑)

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