豪雨で倒壊のフェンスを 再建 #6 「支柱 建立」

ニュージーランドでDIY

前々回の#4、フェンスの支柱を製作。
前回の#5、 支柱を立てるために必須、深さ70cmの穴掘りを5つ完了。

そして今回、ついに戦国時代の如く、狼煙を上げましょう!
(戦国時代に狼煙上げたのか?何となくで 笑)

そう、支柱を5本建立です!
(建立って大袈裟?)

フェンスを支える支柱です。
ここで手抜きをしたら、今後、そして出来上がりに影響するはず。

ここからは、出来る限りの垂直、水平、平行を!
これを目指す!
ただこちとら専門的な機器があるわけではありません。
だから、日本人、典型的なA型気質人間として頑張りましょう!

5本の支柱のうち、端っこの2本、つまりもっとも右と、もっとも左の支柱を立てます。

1本目が肝心。
垂直、水平に立てるため、武器は水平器(水準器、レベルとも)のみ。
あれでも、写真のように中に気泡がプカプカ浮いている、それをできるかぎり真ん中に。
左右、前後、じっくり時間をかけて、水平器の気泡を全力集中で。

この作業、いつも思うんです。
何に対して垂直や水平を取ればよいのやら。
なぜならフェンスを立てる道自体が水平でもなかろう。
なら本当は、何に対して垂直にしたら正解?

そんな正解を見出すこと不可能なことを考えながら…
結局、最後はどこで妥協をするかだけではあります(笑)

前後と左右を支える筋交いの材木を。
つっかえ棒の役目ですね。

こうして支柱のポジションを決定!
こうなれば、穴の中にコンクリートを流し込む!

ただこのコンクリートが只者ではありません。
インスタント・コンクリート。

袋内のコンクリート粉末に水を合わせたら、瞬く間に硬化してゆく!
そのスピードはどんでもなく早い。

その原理は、水の水素原子2個と酸素原子1個のH2O、それにコンクリートの…
知らん知らん!(笑)
その方面の知識は皆無、次の人生に宿題!

ただ普通のコンクリートは、まずセメントに水を合わせてよい具合に混ぜ合わせて作る。
ですが、この支柱(Pole)専用コンクリートは違います。

指定された量の水を先に穴の中に流し込む。
そこに後から袋内の粉末コンクリートを入れていくんです。

牛乳の中にホットケーキミックスを入れて、混ぜずに放置。
それでOK!
そんな感じですね。

支柱を穴の中に固定したら、指定量(3.5L)の水をジョバ~と入れる。
そこに袋内のホットケーキミックス、ではない、コンクリートミックスを投入!

流し込む人間は、しっかり防塵マスクと防塵グラスを着用!

それはそうです。
少量なら問題はないかもしれないが、流し込む際のコンクリートの粉塵を吸い込んだら…
肺胞内の水分とコンクリートが反応、瞬く間に肺の内部で硬化したら…
眼の涙腺からでる水分、つまり涙とコンクリートが反応したら、眼球硬化?

化学苦手でも、医学は少し興味がある(それはそうだ 笑)
速攻で硬化を始めるコンクリートなんて、もう恐ろしい武器です。
そんな心配をしながら、流し込む。
流し込んでいる途中から、すでにコンクリートが固まっていく様子がわかります。

こうして1本の支柱が出来上がり。
一番右の支柱の次は、同様に一番左の支柱を建立。

左右の支柱を立てたら、もう後戻りはできません。
左右の支柱間に糸(坪糸)を張ります。

これを基準にして残り3本に対する支柱のポジションを決定していく…
なんて文章にすれば1行。。
でもそんな時に限って、風が強くなり、坪糸がユラユラ揺れる…(泣)
現実は1本の支柱ポジション決定に1時間半以上を費やしてしまいました。

もう少し上、ちょっと下。
右に行きすぎ、もっと左!
前に傾いてる~ 後ろに行き過ぎ!

風、風!風よ止まれ~!

結局のところは、すべて妥協。
こんなとこでOKにしましょうね。
測量士のお勉強までは無理でございます。
出来うる限りの平行、垂直を!
きっとここがプロとアマの違いなんですが。。

でも街中に出れば、まったくそんなことも気にせず立てたフェンスがいっぱい。
前後に蛇行、左右に傾くフェンスが平気で存在している。
なんともニュージーランドらしい、おおらかいい加減なものでございます。

きっと、それよりはましなフェンスが出来上がるはず… はず…
A型・日本人代表は頑張ります。

こうして5本の支柱が立ちました!
狼煙を上げることができ、良いことがひとつ。

もう「何やってるんだ?」の声はかからない。
フェンス製作を自らしていることは明白です。

代わりに、
「大変ね~」
「順調?」
「いつ出来上がりそう?」

そんな言葉をいただくんだけど。。

「クリスマスまでには完成させるつもり!」

はい、年越しは嫌なんです(笑)

つづく

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