豪雨で倒壊のフェンスを 再建 #5 「穴掘り」

ニュージーランドでDIY

前回の#4 において、フェンス全体を支える支柱の塗装と加工をしました。

そうなれば、その支柱を立てる穴を掘らねばなりません。
ですが、もうすでにそのポイントには20cm四方、高さも約20cmのコンクリートを破壊したはず。
ですが、支柱を立てる目的の穴としては20cmではまったく足りません。
その破壊したコンクリートの下、土壌に穴深く掘らねばなりません。

必要な穴の深さは約70cm。
底の10cmには支柱の安定性を高めるために、砂利を広げます。
なので、支柱のうち約60cmが地中へと埋まることになります。

約70cmの深さは、経験上自分の腕の長さと同じ。
つまりうつ伏せ状態で自分の腕全体が穴に消えたらゴール。
それを5つ掘ります。

それにしても何とも地味極まりない作業(笑)
ですが地味な作業は、けっこう体にこたえるのです。

これを専門業者に発注をしたら、穴掘り専用機で、一気に掘り下げる。
もちろんそんな大道具はない。
それにそんな作業は恐ろしくて頼めません。

理由はシンプル。
どこに水道管やガス管などの配管パイプがあるのかわからないから!
もし穴掘り中についパイプに穴を開けてしまうようなことがあるなら…
もうそれは大変さ~!
巨額の費用を修繕費として請求され、もしかしたら裁判所から呼び出し。。
そんなことになっても文句は言えません。

なので、少しづつ穴を掘り下げていきます。
現実、ひとつの穴近くには、写真のような文字がある。
Water
きっとこの下には水道管が埋まっているはず。
それが深さどれほどに配管をされているかもわかりません。

ニュージーランドの土木です。
どこまで信用してよいものやら。
なのでここは慎重に進めねばなりません。

ですが、しんどい穴掘りのために新しい武器を見つけました。
送料込みで20ドル、約1,500円で購入。

写真のとおり、ハンディ掘削ビット。
電動ドリルの先に取り付けて回転をさせる。
そして土を掘削です。

この手のビットは大きくて重たいのがニュージーランド。
ですが、なんと掘削用というよりガーデニング用品でありました。

関西でいうスコップ、関東ではシャベル。
それより少し大きいサイズ、片手でコントロールできる重さです。

これをお試し。
お~ 良い感じで掘り下げていきます。
掘った土をすくい出す。
これを少しずづ進める。

カ~ン!と配管にでも当たることを恐れながら。
金脈でも探しているのなら、そんな金属音を心待ちにするのですが、逆ですね。

地面に仰向けになって深い穴の土をかき出していると…
そんな状況下で、お母さんと息子さん、親子が通り過ぎる。

「何をしているの?」
そんな質問をされたので、以前に大うけをした回答をします。
「穴を掘って、日本に帰る途中!」

それに対する反応は、
「What?」

はい、以上です。

まったくうけませんでした。

「素直にフェンスの支柱を立てる穴を掘ってるんよ」
そんな回答に、
「あっ、そう」的なお言葉。

今回は笑いのツボが違ったようです…(泣)

まぁ よい。
無事に配管に穴を開けることなく、深さ70cmを5つ、穴掘りを完了です。

コンクリートを相手にするよりも、やはり土の方がずっと柔らかい(笑)
本格的な暑さのもと、2日で作業も終わりました。

次回は、支柱(Pole)を立てていきましょう。

つづく

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