振り返ればまた学生? 柔整専門学校 #5

人生を振り返る忘備録

前回のお話 #4 では、柔道の授業。
そして柔道がいかにニュージーランドでの生活に役立つことになったのか。
それについてお話をしました。

柔道整復師専門学校、夜間部・柔整科
遠距離通学、そしてカイロプラクティック院を経営しながら…
けっこう大変な日々。
ですが、それ以前にも過酷な勤労学生を経験していたこともあり、ツラいのは当然と思っていました。

そして時は経ち、最終学年の3年生となります。
卒業後には、すぐ国家試験が待っている状態。
そろそろ国家試験対策も学校で始まります。

1年次より一番の苦手科目がありました。
国家試験対策は独学で早くから始めていたのですが、どうしても「生理学」が…
苦手意識があると、どうも記憶にも残らない…

ここで私は開きなおります。
そうせねばならないほどに、追い込まれていた。
生理学が過去問の国家試験でも足を引っ張る。

私は高校の生物教科書から勉強をし直す。
その勉強方は、少し変わっていたはず。

教科書を1行づつ嚙み砕く。
まるで現国の教科書、小説のごとく本当に1行づつ理解を進める。
わからない単語が出たら調べ、何を言いたいのかがわからなければ読み込む。
ここで現国大好き、大好物な人間は楽しくなってきた(笑)

アホのように高校教科書、そして専門学校教科書を小説のように読む、読む!

そんなことをしているうちに、けっこう理解しだすのです。

現国、数学、理科、社会、英語…

何を学ぼうとも、一番現国が大切。
読解力こそ基本で身に付けるべきものでは…
読解力なしに英語力も伸びないことは理解できます。

こうしてなんとか「生理学」を苦手から得意科目へと。
この結果、国家試験の過去問を解いても、合格範囲を楽に超えるようになっておりました。
それが卒業の半年前ほどのことです。

だんだんクラスも国家試験対策、模擬試験などがあり、ピりつきだした頃。

その後の将来に大きく影響をする授業があるのです。
講師は、前回のお話でも少しだけ登場しました。
なぜに柔道講師をしていたのか、今でも理解不能な、I先生です。

なんの授業だったのかは記憶がありません。
授業が終わり、ガヤガヤしだした時、先生からボソッとお話がありました。

「アメリカンフットボールチームのトレーナーに興味がある者がいたら、言ってきて!」

アメリカンフットボール (以下、アメフト)

もちろんアメフトのプレー経験などない自分。
トレーナー活動は時間を観て続けてはいた。
日本体育協会の資格取得などはしていました。

ですが、このお話を聞いた時。
これではないか…

ずっと目指していたもの。
サラリーマン生活を辞め、カイロプラクターとなるべく3年も通い…
カイロプラクティック院を順調に経営しながらも、やはりトレーナーをしたい自分。

柔整師専門学校卒業と国家試験を目前にした頃…
私は、I先生を捕まえ、興味があることを伝えにいくのです。

ですが、そこからスムーズにことが運ぶ…
はずもなく…(泣)
I先生、一筋縄ではいかない人でございました (笑)

次回は、専門学校生の終わり。
そして新たな世界の始まりです。

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