ニュージーランド・海峡をわたる旅 初日(後編)

-NZ旅行記

(1日目)

走行距離 198.0 Km
総走行距離 198.0 Km
天候 晴れ
宿泊地 Eketahuna ・ エケタフナ

 

走り慣れたネイピアから南下の道。
途中、よくわからない看板を横目に走る。
「Kiwi Country」
今さら、こんな田舎でなんのこと?

林の中を走り、この先にキャンプサイトなどありえぬ!
そんなキャンプ地、この国にはよくあります。

 

長い坂を下れば、急に広がる里。
エケタフナ・モーター・キャンプ

まるで戦さの後に落武者が静かに潜む…
そのようなキャンプサイトでございます。
全国にチェーン展開をするサイトとは大違い。
完全に家族経営です。

早速に受付に進み、チェックインをしよう。
が、誰もいない。。
まぁ これはよくあること。
で、ドアには「ここに電話して!」の張り紙。

電話をしても誰にもつながらない。
仕方がなく携帯番号にテキストも送る。
が、なんの返答もなし…

一応メール予約をしておいたのに…
待つしかないか、と座っていると、デッカいマオリのおっちゃん。

思いっきりマオリ英語で話しかけられる。

「チェックインしたいのか?」
「オーナー夫婦は今日BBQでなかなか来ないぞ!」
「勝手セットして、そのうち来るだろうよ。。」

はいはい、BBQでは仕方なし。
そう思わないとやってられない、ニュージーランドです(笑)

停泊地として、とってもよさげな場所が空いている。
ラッキー!と思い、護送車を停車。

うぁ、蚊、蚊、蚊だらけ… (泣)

さっきのマオリのおっちゃんに、
「蚊だらけやん、あそこ!」
返答は、
「あそこは川が近いからなぁ」

って、先に言え!(笑)

場所を変更して今宵の停泊地を決定する。

ただ待っていても、オーナーは来そうもない。
ならまわりを散策。

ネイピアから4か所ほど、慣れ親しんだキャンプ地を素通りして、訪れたこのキャンプサイト。
なぜに初めてのこの地を選んだのか…
ここが犬の同伴がOKだから。

散策をすれば、すぐに立派な林道。
林道を10分も歩けば、美しい川が流れています。
柴犬せんさんにとっては、パラダイスのサイトですね!

なんだかんだで午後5時半。
落武者たちのあるじ、ではなくサイトのオーナー夫婦がやってきました。

何事もないかのように、ご機嫌さん!
それはそうだ、BBQ後なんだから…

いつもながらの職務質問を受けて、今日の宿賃を支払います。
なんと、なんと、1泊で8ドル!
600円ってか~
なんともありがたやー
お安い!

なんとも時代劇に傾きすぎている文章…

電子レンジでの炊飯を失敗した?
いや、間違いなく雑炊!(笑)
雑炊とコールスロー、
贅沢な夕飯を食しながらの鑑賞を終えたばかり。
ハマりにハマっている「麒麟が来る」
面白過ぎるではないかぁ!

こうして束縛から放たれ、とっても幸せそうな落武者たちの里(キャンプサイトとも)。
今宵は私もここに宿をいただきます。

まぁ 誰よりも遥か彼方の国から南半球の底に落ちてきた者。
誰よりも落武者なのが、この私でした…

明日は、この国の都、ウェリントンに軍を進めます!

2日目 につづく

ニュージーランド留学は、ヨッテコット。お気軽にご相談を。
ニュージーランド現地ツアーも、ヨッテコットに相談です。

コメント