ニュージーランド・海峡をわたる旅 3日目(後編)

-NZ旅行記

(3日目)

走行距離 32.7 Km (フェリー航路 約 100Km)
総走行距離 384.0 Km
天候 晴れ
宿泊地 Picton ・ ピクトン

結局予定時刻より2時間の遅れで出航したフェリー。
出航前にフェリーのフロントでひとつ大事な手続きがあります。

今回のフェリー乗船時間はおよそ3時間半。
長くもない時間なのですが、40ドルの追加料金を支払い1人用個室を確保しました。

なくとも大丈夫なのでしょうが、物は試し!
フロントでルームカードキーを受け取り、いざお部屋へ。

あら、シンプルながら、トイレとシャワー付きのお部屋。

ですが、ずっとお部屋でゆっくりなどしていられない。
フェリー最上階のデッキに出て、出航後のフェリーからウェリントンの街並みを望みます。

海上から観るのは初めてながら、やはりウェリントンの街は綺麗。
平地部分が本当に少なく、海岸線にむかう山並みの斜面になんとか張り付いて家々が建っています。
海から観る眺めは、山々の中に集落がたたずむ様がとても珍しい。

やっぱりウエリントンはいいなぁ~
ロト(宝くじ)あたらないかなぁ~

などと思いつつ、30分ほどでウェリントンを望む湾内から離れていくフェリー。
そしてお部屋にもどってみましょう、利用しないともったいないし(笑)

船といえば、やはり心配なのは船酔いです。
私、むかしから船酔いしやすい軟弱者。

昨日のお話でも登場しました。
北海道の小樽に向かう長距離フェリー。
大学時代、頻繁に使っていました。

夏、そのフェリーに乗り、あと少しで小樽港に到着。
ですが、後ろから追いかけてきた台風に捕まるという大惨事。

強風で小樽港に着工できず、湾内で漂泊状態のフェリー。
揺れは尋常ではない。
でも逃げ場はどこにもありません。

乗船客だけでなくスタッフもみな船酔い。
乗船客は我慢できず、いたる所でリバース。

トイレも使用不可状態。
通路のいたるところで倒れている。
3時間ほどして着工した港には救急車がいっぱい…
私も顔面蒼白、胃の中は空っぽで小樽に掘り出されました。。

その記憶がずっとあるので、できるならフェリーは避けたい。
ですが、今回は心配ながらも、酔ったら個室確保したし!ね

湾を出て外海では少し揺れましたが、まったく大丈夫でした。
年齢を重ねて、感覚もバカになってきたのでしょうか?(笑)

必要もないのに、ゆっくりとシャワーまで浴びてあげました!(笑)
40ドルなら価値あり。
天候不順ならもっと長時間利用していたことでしょう。

写真のカップルは、ウェリントン出航時もピクトン到着前もずっと同じベンチに。
ということは、デッキに3時間半ずっと座っていたということ。
カップルだから、と言うこともできるのでしょうが、問題ないのでしょうね(笑)

部屋の窓からも南島の島々が見えてきました。
今度は南島の湾内を抜けていきます。

たまらず部屋を放棄して、残り40分は私もデッキで眺めを楽しんでおりました。
途中、帰りに乗船するインターアイランダーとすれ違いました。
またお世話になります。

ピクトンの町が先に見えてくる。
ピクトンを訪れるのはこれで2度目。
前回はきっと10年以上前のことです。

着港直前にアナウンスで車にもどるようにとのこと。
またまた車内で下船を待ちます。
運悪く順番は相当後のよう。

なんとなく運転席にいながら、視線を感じる…
左をのぞくと、向こうのトラック隙間から、無数の羊さんが睨んではる!
臭いの原因はあんた方やんな!

南島で優雅な牧場生活をしてくれたらよいのですが(笑)

さぁ、やっと下船です!
乗船と同じく隊列を組んで、いざ南島に上陸。

もちろんピクトン到着も2時間の遅れ。
今回は港から5分の安宿を予約しておりました。
よかった。。
もう午後7時すぎ。
これから宿かキャンプサイトを探すことにならずに済みました。

宿前に駐車をして、チェックイン。
「ごめん、チェックイン遅くなって…」

と謝りを入れたお相手は、受付のおばちゃん。
金髪の魔女といった独特なオーラ。

それから10分間、おしゃべり止まらず。
手振りと表情も七変化!

途中から何を話しているかもわからず…
ではないな。。
もう疲れたし、お腹空いたから解放して~
もう聞いちゃいませんでした。

やっと解放されて、もう何でもよいからとフィッシュ&チップスを購入。
これが南島における最初の晩餐でございました。

とりあえず、南島に上陸。
バンザ~イ!

4日目 につづく

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