ニュージーランド・海峡をわたる旅 7日目（前編）

（7日目）

走行距離　330.6 Km
総走行距離　1163.6 Km
天候　雨
宿泊地　Franz Josef ・　フランツ　ジョセフ

昨晩は嵐の中で車中泊。
午前2時頃、強風による車の横揺れで目が覚めます。
大雨の音はニュージーランドにいれば慣れます。
ですが、なかなかに飛行中のように揺れたので、さすが寝られず。
無理して寝る必要もなく、読書しながら再び睡眠。

朝、雨も止んだ素晴らしかったキャンプサイトを出発。
また来よう、来るんだろう、と思える数少ないサイトでございました。

7日目、ウェスト・コースト地方、南島の西海岸をより南下していきましょう。
6日目にも訪れたウェスト・ポートを通過。
ここからは再び未知の道？
つまり走ったことがない国道を進む、ひたすら走る。

と、突然観光ポイントらしき所が…

Pancake　Rocks

ここだったんだぁ～
写真では観たことがありましたが、さっぱり意識をしていませんでした。
良い機会なので、立ち寄りましょう。

海岸の様子は、越前海岸？東尋坊？
奇岩断崖、そして名前のごとく岩がパンケーキの如く重なり、何十にも層をなしています。

説明を読めば、3億年以上の長い年月を経てだんだん出来上がった？
すみません、あまり興味がありません（笑）
美術館は好きだけど、博物館を楽しめない人です。
つまり、お写真の通り、断崖でございました。

先を急ぎましょう！

最初の目的地、Greymouth　グレイマウス
大昔はゴールド・ラッシュでにぎわい、昔は炭鉱の町。
日本の夕張と同じく、現在は昔の名残とともに観光地にも。

到着時にはけっこうな雨が降っていました。
が、傘をさす勇気がありません。
なぜなら、誰一人として傘をさす人がいない…（笑）
カッパを着て街を散策です。
街の横には砂金が採れたであろう大きな川が優雅に流れます。

さぁ、もっと海岸沿いに下っていきましょう。
再びドライブ。

第2の目的地、Hokitika　ホキティカ。
ちょうど天気も回復、青空も見えて海岸も綺麗。
ＨＯＫＩＴＩＫＡ　をあしらった流木の写真も有名でしたが、実際に観ることができて良い。
街の象徴である時計台もなかなか趣きがあるもの。
グレイマウスよりも街の印象が明るいです。

さてここで午後1時半、昼食を取りましょう。
すみません、日本でなら街の名物をいただく。
伊勢うどん、味噌カツ、豚骨ラーメン…

ですが、ニュージーランドは各地の名物料理なるものがほとんどない。
なら、好きなものを堂々と食べた方がよい。

はい、サブウェイのサンドイッチを！
ミートボールの6インチ。
イタリアン・ハーブブレッドにニンジン以外の野菜総のせ。
ハニーマスタードとBBQソースでお願いします！

出来上がるサンドイッチは、横に膨らむ肥満体。
ミートボールは主役とならず、大量の野菜に埋もれております。

ゆっくりコーヒーと一緒に昼食。
ここまで4時間のドライブ。
野菜摂取とともに元気を取り戻す。。

今日はここから30分ほどの観光ポイントに行き、今日の予定は終了。
なんですが、まだ午後2時…

だんだんと行きたくなってきました。
どうせここまで来たのなら…
それならニュージーランドの最高峰マウント・クックの裏。
氷河観光の拠点、もちろんアルプス感いっぱいの地です。

ですが、ここからあと130㎞のドライブ必要。
明日はまた同じルートを余分に戻ってこなけらばなりません。
予定より250㎞ほどプラスでドライブをすることになります。

でも、きっと、フランツ・ジョセフに行くことチャンスはもう人生でないかも…
行っちゃおうか！
走ってしまいましょうか！

晴れ間さえ見えるホキティカを再びスタート。
目指すは、マウント・クックの麓、フランツ・ジョセフ。

7日目（後編）　につづく。