東京ドーム600個分の 広大なキャンプ場!?

ニュージーランドでキャンピングカー

ニュージーランドは真夏。
今年の夏は好天に恵まれすぎ、雨も少なく気温も高いんです。

ただこのブログでも何度とお伝えしているとおり…
湿度が低いため、ジメジメ感はほぼゼロ。
日差しが強いながらも、日本に比べたら超快適な夏です。
(少し気がひけてしまうほど…)

このキャンプ場があることは知っていました。
とっても「広大なキャンプ場」

2日前まではまったく行くつもりもなかった。
なぜなら今はハイシーズン。
ニュージーランドの新学期は2月、つまり今は学校も長期のお休み。
その新学期を前にした週末の土曜日です。
混むに決まってる。
人混みがとっても嫌い、嫌悪感ジメジメな私です。
普通なら、絶対に行かない。

なんせ昨日のキャンプ場は、個人経営のこじんまり、そして静か。
とっても快適で、もう3度目の利用でした。
助手席に鎮座する柴犬せんも楽しんでおられる。

そんな一夜の翌日、土曜日。
まさしく雲ひとつない快晴です。
さて、このままネイピアに帰ろうか…
ネイピアまで200キロの帰途…

そういえば首都ウェリントン手前に「広大なキャンプ場が…」
大きいとはいえ、間違いなく混雑しているに決まってるしな~

でもここから100キロ
険しい峠越えがあるとはいえ、いい機会。
のんびり静かな車中泊は期待できないが、行ってみよう!

ってことで、柴犬せん様の意見を聞くことなくネイピアとは逆方向にドライブ。
何度来てもこの峠越えは、日本に有りえない険しさよ。
まったくもってトンネルを掘るという自然破壊は念頭にないようだ。
運転していても酔うほどのクネクネ山岳道を無事に終えて到着です。

入口にキャンプ代をお支払いする建物があります。
駐車場に停めて、足を進めると…
駐車料金を支払うようなマシンが一つあるだけ。
車のナンバーを入力して、あとはカード払い!
いやはや、初めての経験です。
いつも、おっちゃんやおばちゃん相手に会話。
どこが良いだの、キッチンやトイレの場所…

そんな人はまったくいない。
マシン相手に支払いを済ませて、再びキャンプ場内をドライブ…

なんなんだ、これは???
とんでもなく広い!
とんでもない数のキャンピングカー、そしてテントの数。

もうよくわからず、そのへんの親切そうなおっちゃんに聞いて…
「そこがいいんでないかぁい!」
という言葉にのっかり、護送車(キャンパーバン)を停車。
今宵のキャンプ地と設定しました。

私としてはとっても珍しいのですが、まったく詳しい下調べもせずにやって来た。
ただ「広大なキャンプ場」、それだけ…

少し落ち着いてから調べてみました。
Kaitoke Regional Park
カイトケ地方公園…

広さは、2,860ヘクタール!!?

ってよくわからんけど、東京ドームが4.7ヘクタールだから…
東京ドーム、約600個分!!
桁違いでよ~わからん(笑)

なら、日本一広いキャンプ場を調べてみると…
神奈川と山梨の県境に位置する丹沢にあるらしい。

広さは、30万坪!!
って、相当広そうやん!
って、ヘクタールになおしてみると…
あれっ 100ヘクタール

ちなみに2,860ヘクタールは、865万坪

日本一キャンプ場の28倍って。
もうあきれるしかない。
そんな土地をキャンプ場にしてしまえ!
という考え方は、絶対に日本人には無理なこと(笑)
きっと別荘地やゴルフ場がいくつもできてしまうわな。

暑さを我慢して、せんと一緒に歩いてみた。
なんなん、絶対にすべてのキャンプ地を歩くのは無理。
ただ、どこに行っても相当数のキャンパー。
写真ではまったくその広さが伝わりません。
山村ひとつ、すべてがキャンプ場といってもおかしくないな。。
これって、ネイピアの人口よりも多くないかぁい!(笑)
そうも思ってしまうほど… 6万人はいませんが。

20分ほど歩いて、やっと川にたどり着く。
ヘトヘトな柴犬せんさんも、川に飛び込みみずを浴びつつ、水分補給です。

日本がキャンプブームなら、ニュージーランドのキャンプは文化です。

さてふと気が付く。
これほどの施設ながら、販売所どころか自販機もない。
日本なら、きっとコンビニ10個あっても足りない。

何ひとつ物も食料も売っていません。
入口で他よりも安いキャンプ代をカード払いしただけ。。
恐れ入りました…

それにしても99.9%の人がマスクすらしていないけど…
何千人いるんだろう、冗談ではなく…
それだけいても、とんでもない密にならないキャンプ場の広さです。

運よく車中泊ポイントと設定した隣には、穏やかな家族連れ。
キウィの旦那さん、韓国人の奥さん、そしてキッズが2人。
子供はせんと戯れて、なんとなくお互いに身の上話をして。
ビールまでもらってしまった(笑)

キャンプも今日のように運が良い時もある。
逆にパーティーピープルが近くにいたりすると、もうキャンプの意味をなさない…

現在、夜10時の車内。
もちろん遠くからは、音楽が聴こえたり叫び声が聞こえたり…
それでもラッキーといえる環境。
日本ではないから、土曜夜に全員静かに~ なんて無理なお話です。

柴犬せんは、もういびきをかいて爆睡してはる。
けっこう疲れただろう、もう9歳だしね。

はい、よい経験をしました。
ニュージーランドの「広大」は、桁違いで日本の感覚からはかけ離れております。

こういうキャンプは、私の好みではない。
やはり波の音が川の流れが聞こえる…
そんなキャンプ地で、静かに過ごしたいものです。

違いは理解していても、中身はベタな日本人でございます…

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