『南の国から’20冬帰国』7.伊根の舟屋

- 日本帰国生活

伊根の舟屋』をご存知でしょうか?
聞いたことある!という方もいらっしゃるかも。。

京都府北部、日本海に面した町。
天橋立から車でおよそ5分、丹後半島の北東に位置。

この伊根の舟屋、1階が船を入れるガレージ、2階が住居部分となる家が並びます。
なんとも独特な落ち着きある風景です。

そしてこの風景を海上から楽しむことができるのが、伊根湾を巡る遊覧船です。
25分の遊覧中、日本語で『伊根の舟屋』の説明がBGMのように流れています。

ですが…

誰も説明を聞いていない。
ほとんどの人が遊覧船から舟屋を望むこともない。

でも、この遊覧船は大人気です。

ほとんどの人が乗船前に100円でなぜか『かっぱえびせん』を購入する。
舟屋を眺めながら、かっぱえびせんを食べる?

いいえ、かっぱえびせんを取り出し、それを空に突き出していれば…
トンビが空から飛びついてくる。

そのトンビ、とんでもない数。
まるでヒッチコック映画の『鳥』のような光景が目の前に。
なにか恐ろしさも感じてしまう鳥の数。
次々と乗船している人が持つ、かっぱえびせんを狙いにくるのです。。

それが出航からずっとつづく。
みんなほぼほぼ25分間、これを楽しんでいるのです。
インバウンドの訪日外国人旅行者は、ツアー中でもっとも楽しい顔をしている。

まぁ、いいんですよ。
楽しんでもらえれば…

でも、これ、何か違いません?
伊根町の方はこれでよろしいのでしょうか?
遊覧船催行会社のスタッフさんも、割り切っておられるのでしょうか…

添乗員としては、楽しんでもらうために、もちろんかっぱえびせんの購入を事前に強く勧める。
説明中は、なぜにそんな物を買う必要があるのか、まるで私が押し売りしているように思われている。

それは乗船すればすぐわかる、そこに群がるトンビ。

こうして、伊根の印象といえば、とんでもない数のトンビがかっぱえびせんを食べに来て、楽しかった所…

ん~ 伊根の舟屋が並ぶ光景をできれば思い出してもらいたいところ。
でも、一度はこの遊覧船、良い経験にはなります。

自分は、正直に、とんびよりも舟屋よりも、良い釣り場であることの方が気になります(笑)
ここ、イカ釣りには最高の釣り場よな…

なんてことを思いながら、添乗員は遊覧船から穏やかな海の光景を眺めているのでした…

ニュージーランド留学は、ヨッテコット。お気軽にご相談を。
ニュージーランド現地ツアーも、ヨッテコットにご相談です。

コメント