ニュージーランド 最高警戒レベル4 最後の日

その日の日記

ニュージーランド、3月26日から警戒レベルが最高の4となり、厳格なロックダウン状態に突入。
あれから1か月が経過、4月27日、アンザック・ウィークエンドの最終日。
警戒レベル4が11時59分にて解除され、4月28日(火)よりレベル3に緩和されます。

今日も穏やかな快晴の一日。
秋の始まりを感じるアジア人。
それに比べて、kiwi(ニュージーランド人)は、半袖短パンでも十分に問題ない気候のようです。
欧米人とアジア人は明らかに体温に違いがあるので、体感温度には大きな開きがあるのです。

さすがに明日からレベル3と規制緩和がされるという嬉しい現実があるので、雰囲気も違う。
ビーチに徒歩で行けば、散歩する人、ラグビーボールで遊ぶ家族、サイクリング…
格段に外出する人の数が増えています。

ここまで1か月間という期間を我慢したkiwi。
明日からの規制緩和で、車による移動範囲は少しだけおおきくなります。
アジア人には寒くて無理でも、海で泳ぐことも許可。
サーフィンも、そして釣りをしても逮捕されないように!

まだまだ規制は大きくとも、やはり許されることが増えることはみな嬉しい。
なによりも、コロナウィルス感染拡大が収束を迎えているという結果があることがなにより人を和ませます。

海外在住日本人、約150万人。
そのうち多くの方が、ロックダウンを経験していることと思います。
日本の自粛要請レベルの弱さでもない、国家権力下での強制です。

このような経験をしたくはない。
ですが、やはりこの経験は、ニュージーランドを知る、そして日本をより知るうえでも大きな財産に違いありません。

今までの人生においても、数々の自然災害や大きな事件が起きました。
阪神・淡路大震災、東日本大震災、クライストチャーチ大震災…

ですが、今回のコロナウィルス感染拡大は、明らかに自分自身の生活に一番大きく影響をしているもの。
そして初めて、国が国民を守るということを身を持って体験しました。

日本、そしてニュージーランドという世界でも有数の平和な国で生きてきました。
なので、戦争を経験する確率も低いながら、まさかにこのような経験をするとは思いもせず。

何の因果か、ここニュージーランドという小国で14年以上も生きてきて、ニュージーランドの強さを改めて感じることに。
それはラグビー以外にはないことでした(笑)

逆に日本という国の弱点を、離れた地から考えさせられることにも。。
それはまた改めて、もう少し時を経過したら書ける日もくることかと思います。

今はひとまず、ニュージーランドの収束期を迎えていることを少しだけ喜ぶ。
そして日本の収束見られない状況を憂える。

そんな4月の終わりです。
ニュージーランドは例年よりも秋が長く、寒さも弱く…

さぁ、明日からはきっとニュージーランドの動きが落ち着きなくなるはず。
それでもまだまだ日本よりも数段厳しい規制下の生活が続きます。
まだまだ通常からは程遠い毎日ですが、これもまた新たな経験が待っているはず。

ニュージーランド政府は、どのようにこの先、国民の生活を守っていくのでしょうか?
日本はどのようにこの危機を乗り越えてくれるのでしょうか?

わたしは、平穏無事とは呼べる人生をこれまで送っていません。
そのせいか今回のことも、こういうこともあるものよ、と受け入れて生活。

人生はトントン。
この感染が完全収束をすれば、また新たなワクワクするようなことが待っているのです。
間違いなく、今は思いもよらないことが起きるのです(笑)

こうした最大警戒レベル4の最後の日でした。
ロックダウン…
できることなら、人生最初で最後の経験であってほしいものです。

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