ニュージーランド最大都市、オークランド。
ここから400Km離れた地は、今だにロックダウン。
そしてネイピア、すでにロックダウンから解放されて、ほぼ日常にもどっています。
オークランドがコロナ感染対策最高レベルのレベル4。
ネイピアを含むそれ以外のニュージーランド全域はレベル2の今です。
ロックダウン以前にもレベル2はあったのですが、今回のレベル2下での生活はちょっと違う。
まず公共の場(人が集まる場所、スーパー、カフェ、商店…)ではマスク着用を求められる。
そしてニュージーランドのアプリにより、すべての立ち寄り場所にあるバーコード読み取りも求められます。
つまり後に感染確定した場合、感染者の立ち寄った場所の記録がアプリにより残されることになるのです。
さて実際に政府からの要請が行使されているのか…
これがけっこうにみんな協力的に見えるホークスベイ地方です。
なんならロックダウン中より、みんなマスク着用率が高いんでない?(笑)
(写真のようなマスクは許されません!)
2回のロックダウンを含めて、過去1年半のうち、今が一番マスク姿を見かける今です。
「オークランド以外はロックダウン解除だけど、公共の場ではマスクを着用してね!」
アーダーン首相からの要請に応えて、なんとも社会が急に変わったようでございます。
あら、キウィ(ニュージーランド人)も素直でやるわね!
けっこう見直している日本人がここにいます(笑)
マスクよりも驚きなのがワクチン接種です。
ずっとコロナワクチン接種率がとても低く、余裕をかましていたニュージーランド。
ゼロワクチンの鎖国政策下の生活が続いていたためにまったく危機感もなく、私も心配をしていました…
遅すぎた感もあったのですが、政府も国民にワクチン接種を促し始めたのが先月。
ロックダウン直前 8月12日、アーダーン首相からの発表。
(詳細は、こちらのブログ からどうぞ)
「来年早々に現在の鎖国政策から、海外からの入国制限を緩和します!」
「だからそれまでにワクチン接種して準備してね!」
まさかその4日後に久しぶりのコロナ感染者がオークランドで見つかることなど想像していない…
もちろんロックダウンを決定するなんてこともアーダーンさんは念頭になかったはず。
オークランド市内で1人のコロナ感染者が確認され、8月17日からロックダウンが始まったのです。
そしてここぞとばかりに、ロックダウン中でもワクチン接種のキャンペーンを政府がはります。
幸か不幸か…
タイミング悪すぎ? 逆に良すぎた?
テレビ、ラジオCM、フェイスブックなどのSNS、毎日の政府発表。
ありとあらゆる手段で、「ワクチン接種を!!」
突然に接種会場数もバク増し。
かかりつけ医のいるGP(メディカルセンター)から接種予約が空いてる旨のメールは届く。
予約が必要ない接種会場からは、「今が接種の狙い時よ~」と速攻でSNS発表!
2度のワクチン接種をしても、ブレークスルー感染もあるし…
そんなことはお構いなく、「とにかくまずもってワクチン接種しなさい!」
けっこう強烈なアーダーンさんのプッシュと、保健省トップの人気ドクターからのくどいほどの発表。
そのかいあってか、ニュージーランドのワクチン接種率はまさしくうなぎ登り!
わざと正確な数字は省きますが(責任逃れね 笑)、500万人の国民のうち、1回以上接種者が280万人を突破。
いっけんまったく大したことがない数字のようですが、8月までは本当にみんなゼロコロナに甘えて余裕かましていたので(笑)
(私は違う!日本帰国に向けて、もう2回接種終わってますし)
ちなみに8月1日時点では1回以上接種者が約120万人だったことを思えば、それまで何をしてたんや?(笑)
2回接種完了者も全体の1/3になりました。
いやはや、コロナワクチン対策に関して、ニュージーランドには幸運の女神がいらっしゃる!?(笑)
最近のニュージーランド新規感染者は20人前後(すべてオークランド地域内)にまで減少。
もし、まぁ 明日どうなるかなんてわからないけど…
このままオークランドのクラスターが収束、再びゼロコロナ社会へもどったら…
そしてワクチン接種率が相当高い国となったら…
やるわね、ニュージーランド!
まだ明るい希望が持てる国でいるだけで、凄いんでない!
と、私は喜んではいられないんだ(泣)
心配な日本の現状…
ヨーロッパ諸国では、入国制限緩和国から除外される日本…
このままでは、来年早々のニュージーランド入国制限緩和国にもなれそうにないよ…
日本、頑張ってくれぃ~(涙)
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