ニュージーランド、入国制限緩和を考え始めた!

ニュージーランド情報

8月12日、ジャシンダ・アーダーン首相からの発表。
内容は、これからの入国制限緩和処置について。

現在のニュージーランドでは、原則的に海外からの旅行者入国は禁止されています。
一時はオーストラリア間での隔離なし入出国が許されていました。
それも現在は、ニュー・サウス・ウェールズ州以外は中断を余儀なくされています。
(オーストラリア側の感染状況悪化の影響です)

ニュージーランド人および、ニュージーランド在住が許されるビザ(詳細は割愛)保持者以外の入国の許可されていません。
たとえ帰国者が入国をしても、約3,000ドル(25万円ほど)の自腹で入国時即指定ホテルでの14日間隔離となります。

自国に帰国をするだけで、チケット代の他に隔離費用が必要。
もし家族4人ともなれば、その費用だけで100万円を越える支出が強制されるのは、現実的ではありません。

そして海外からの旅行者入国禁止も含め、いつまでこの厳格な入国制限が続くことやら…
ずっと心配をしているわけです。

コロナ以前は、観光業が国を支えていたとも言えます。
頑張っていたのは、酪農王国の羊さんだけではありません(笑)
それが昨年のロックダウン以降、国内旅行のみとなっているのが現状です。
国内ではコロナ感染もずっと収束状態を維持してにもかかわらず…
1年以上、マスクをする機会すらない私。

ここにきて政府もやっと政策変更を考え出したようです。
300%とも言われる自給率に物言わせ、南半球の彼方でずっと鎖国を続けていく…
そうではなかったようで、少し安心をしました(笑)

まず10月から、ニュージーランド人と在住ビザ保持者のワクチン接種完了者が海外から帰国をした場合…
現在の政府指定ホテルでの隔離ではなく、自宅隔離で入国を許可してみよう。
(もちろん、他条件もあるのですが割愛です。)
12月まで試験期間として。
そしてその間の国内コロナ感染状況を観察してみます。
とのこと…

それに先駆け、8月と9月で一気にニュージーランド国内でのワクチン接種数を増やす方向です。
国内での感染を心配する必要がない状況下、海外渡航の機会がないkiwiにとって、ワクチン接種による副反応のリスクが先に頭をよぎる。
これではなかなか接種率も上昇しないのは、私の脳みそでも理解できます。

ひとまずニュージーランド在住者、特に海外渡航が必要な人間にとっては一歩前進といったところ。
是が非でもよいテスト結果を得て、その後の政策につなげて欲しい、熱望です。

ここからは、旅行者に対する海外からの入国制限緩和のお話。

上記のテスト期間を経て国内感染状況に問題がないというのが、条件ではあるのでしょうが…
来年、2022年の早い時期から…
入国者の出発国別にコロナ感染状況を踏まえて、入国後の隔離条件を3つに分けてみよう。

Low risk country : 危険度が低い国からのワクチン接種完了旅行者に関する入国は、隔離なし。日本からもニュージーランド旅行が可能になるかも?

Medium risk : 危険度が中等度の国からワクチン接種完了旅行者は、現在とは変更された隔離が必要、きっと短期間。

High risk : 危険度が高い国からの旅行者、及びワクチン接種未完了者は、現在と同じ14日間の政府指定施設での隔離、きっと高額自腹。

さてどの時期にこのランクを決定するのか…
その時、我が日本はどのランク指定を受けるのか…

いづれにしてもニュージーランド政府は国境開放に関して急いでいる様子はありません。
ヨーロッパ諸国にみられる、ある程度の悪影響を加味した、見切り発車的なことはしないようです。
現在のニュージーランド国内におけるコロナ感染者ゼロの状態を確保していきたい。。

それはそうでしょうね。
ここまで来たら、世界に先駆けてコロナ感染に何の心配もなく、旅行が可能な国を目指す!
可能な状況にある希少な国であるというアドバンテージを、フルに利用したいのは当然です。

このような発表を受けても、あまり喜べる状況ではない私。
それは、もちろんながら日本の感染状況が重たくのしかかっているがため…(泣)

いまだに、自粛要請と飲食店を的にする営業制限で感染緩和をはかる政府。
安全極まりない遠くの国から、あえて言わせていただくと…
正直、理解不能です。

同じ島国なのに、これほどまでに政策により国内状況に違いがでるものか…
ニュージーランド在住者として、強く実感。
いかに迅速適格な初期対応が重要であったかがわかります。
残念ながら、ここまで感染者が多い状況でロックダウンをしても…

県境をまたぐ鉄道や交通機関、道路を全面ストップ!
一定期間でも、このぐらいしなくては…

外から俯瞰的に勝手なことを申しております。
素直すぎでしょうか…

ようは、日本がコロナ感染リスクが低い国として認められること。
海外旅行者の入出国が自由に…
そして私も気持ちよく、日本とニュージーランドの往来をしたいんです!

ちょっと文字にしてスッキリ!
ストレス発散ブログでもありました(笑)

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