ニュージーランド政府、どうも閣僚会議は月曜日に開催する決まりなのでしょうか?
大切な方針発表はいつも月曜日。
今日はその翌日、週末の日曜日です。
明日、月曜日にはオークランドのロックダウンが延長されるのかどうか…
大注目される発表があります。
すでにお話をしてきたとおりです。
オークランド以外のニュージーランド全域では、約20日間をもってロックダウンはすでに解除されています。
ここネイピアの日曜日、ポカポカで春の陽気。
ビーチには早くも海を楽しむ人々が多く、まったくいつもの週末。
もちろん、ゼロ・コロナ社会が続いています。
ただ日本のニュースを読み、観たりしていると…
「クラスターが発生して、ゼロコロナを諦めないニュージーランドがロックダウン」
そんなイメージが強く漂っています。
ん…
実際には、ニュージーランドのほとんどは今だにゼロコロナ社会。
クラスターが発生してロックダウンをしているのは、オークランド地域限定です。
確かにオークランド地域の人口は、ニュージーランド全人口1/3、約160万人。
ですが、オークランド地域の面積は約5,000㎢。
ニュージーランド全域の面積、268,000㎢と比較すれば2%にも満たない小さな地域のこと。
私が本拠地とするホークスベイ地方の面積は、オークランド地方の約3倍。
そんな小さな地域に全人口の1/3が住んでいる…
いかに超一極集中かがよくわかります。
日本の本州、四国、九州を合わせた面積が、ニュージーランドより少し大きいぐらいです。
そしてオークランド地方とほぼ同じ面積なのが、福岡県。
つまり、本州と四国、九州の中で、福岡県だけがロックダウン中!
そんなイメージでよろしいかと。
人口は福岡が約500万人、オークランド地域が約160万人と大違いではありますが(笑)
なので、現在は福岡県以外は、コロナ感染確定者ゼロ。
もちろんロックダウンもなく、コロナの心配すらない日常生活を送っている。
そのような想像をしてみて下さい。
ニュースだけを読んでいると、
「ゼロコロナだったニュージーランドがやっぱりロックダウンだってさ!」
実際はニュージーランド領土の98%は、いまだにゼロコロナで通常通りの平和な毎日なんですね。
ただ最大人口都市オークランドがニュージーランド全域に対する影響は大きい。
特に今回の経済的打撃は、国にとって深刻な問題のはずです。
ここでご紹介です。
テレビ東京さんのニュース動画がとってもよくできていました。
「コロナ優等生のオーストラリアとニュージーランド。
ゼロコロナを諦めたオーストラリアと、諦めないニュージーランド」
そんなロックダウン中の違う姿を伝えています。
12分ほどのニュース動画。
お時間あれば、こちら を観てくださいね。
とてもよくできたニュースでした。
私は大丈夫なんだけど、シドニーとオークランドの街並の違いがわかるだろうか…
なんせ、銀行や携帯電話会社も同じ、もちろん看板は同じ英語。
日本と韓国以上に、似た国なのですから(見た目の問題です)。
ひとつ、動画を観終わって違和感がありました。
ニュージーランドは頑なにゼロコロナを目指す国のように描かれていますが…
オーストラリアの首相も、ニュージーランドのゼロコロナ政策を動画内で「不条理」と申していました。
実際はもっと穏やかでない言葉で言っていたはずだけど(笑)
ニュージーランド政府は、来年早々に鎖国政策の緩和方針を、ロックダウン前に発表しているんです。
(その方針もロックダウン中の今でも変わりはない、と政府からの発表が先日ありました。)
方針発表直後のロックダウンで、現在コロナワクチンを打ちまくり中。
「来年のウイズコロナ社会前に準備中!」なのがニュージーランド。
のはず…
さて、では明日月曜日の政府発表を待ちましょう。
およそ1カ月続くオークランド地域のロックダウン。
オーストラリアのシドニー同様に長期化していくのでしょうか…
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