お題をひとつ #37「自然保護と安全性」

お題をひとつ

ニュージーランドの地元滞在中は、ほぼ毎日お世話になります。
ウォーキング・トラック、遊歩道、散歩道?
この先は遊歩道でお話しましょう。
(文字数少なく、入力が楽!)

ようは、車が通ることが許されない道のこと。
そんな道を歩きながら、思ったお話が始まってしまいます。

柴犬せん様の散歩&人間の軽いワークアウトには欠かせない遊歩道。
どの遊歩道も自然を最大利用。

海、川、湾、つまり水辺を利用。
山、林、牧場を利用して作られています。

日本も同じといえば、そうなのですが。
でもやはり国民性の違いによって、遊歩道のつくりもまったく異なるかと…

いくら自然の中であっても、当然のごとく安全性が優先される日本。
ニュージーランドに暮らしていてもベタな日本人の私。

時にニュージーランドの遊歩道にいても、疑問に思うことが多々あります。
「こんなんで水に落ちたらどうするんやろ~」
「なぜに柵がないんかいな?」
「こんなにデコボコで捻挫しそうやん」
「滑り落ちても不思議ではないけど…」

なんて思いながらも、なんとなくkiwi化をしているので素通り。

こんな言い方をしていいものかどうか…
きっとkiwiの作る側はそうは思っていないのでしょうが。

まず自然保護、自然はそのまま!
後から安全性は考えよう!?
そんなことはないはずですが…(笑)

おおらかいい加減さの国民性です。
基本、「事故があっても、自己責任」
それがニュージーランド。

日本の法律は過失責任主義の考え方に基づく立法国。
「ここで怪我をしたのは、デコボコを放置した市に責任が!」

それほどに日本と考え方が違うのですが、もちろんニュージーランドでも責任問題が追及されることもある。

海岸沿いの住宅地で大問題が勃!…
住宅の庭が頻繁に大波で水浸し!

そんなニュースを読むたびに、
「今の責任云々より、なぜに宅地造成する時に考えんのかいな?」

ツアー業務中の超安全運転をしながら…
「こんな急な下り道で急カーブ、危険に決まってるけど、どうしてスコーンとトンネル造成しないの?」
長くずっと放置された挙句の果て、やっとこさトンネル工事を検討…

何を最優先に考えたらよいのやら…
正解はないのですが。

確かに山に大穴開けるなんて、とんでもない自然破壊。
静岡県でリニア新幹線のために、南アルプスにドカーンとトンネル工事!?
ニュージーランドではありえない論争です。
現実として、ニュージーランド国内のトンネル数は極端に少ない。
指を折って数えられるほど?(笑)

自然保護といえば素晴らしい響き。
でも実際に自然保護だけを最優先すれば、それなりに失うものも大きい。
時間、利便性、時に人命だったり…

なかなか天秤のバランスを取るのは難しい。

日本もニュージーランド、両国ともに自然豊かな島国。
それでも国民性によって、自然保護の結果も大きく違うものです。

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