わたしの愛用品 02 『すごい ペンチ』

わたしの愛用品

勝手に私が長く愛用しているアイテムをご紹介する新シリーズ。
ずっと構想にあったのですが、登場を我慢し続けていたシリーズなので、お話ネタはいっぱいあるんです(笑)

今回も地味~なとこをつっつきますよ(笑)

『ネジザウルス』で調べていただいたら、すぐに見つかります。

写真、緑のなんてこともないペンチ。
ですが、このペンチを使い始めてきっと10年ほど。

このペンチなくしては、この国で生きていけない!?
い~や 大袈裟でもないんです。

ニュージーランドに暮らしていると、本当に色々なものを補修しなければなりません。
それも事もなげに、半世紀以上昔の扉、窓枠などなどを直して再利用します。

補修する前には、必ず部品を外してバラバラにする作業が伴います。
その部品は当然のようにおじいさん…
とても年季のある部品、ネジやナット、釘…

古い金属の部品はもろくなっている。
いわゆる経年劣化ですね、人間と同じ、歳をとってもろくなったり…

たとえば、写真のような古いネジを取り外そう。
よ~く見ていただきたい。

近年はほぼ見ることがない、マイナスネジです。
現在はほとんどがプラスネジですよね。

ですが、古いネジは日本でも欧米でもマイナスが多い…

マイナスネジのマイナスのネジ山、これはすぐに「ナメてしまう」のです。
つまりネジ山がつぶれて、ネジを回すことができない…

どうしてもネジを回すことができず、外すことができない経験…
この『ネジザウルス』というペンチに出会う前は、よくよく泣かされていました。

ですが、この『ネジザウルス』、本当に食いつく!
ほんの少しの隙間せあれば、ガッチリと外したい金属に食らいついて離さない。
たとえそのネジがナメていたり、錆びついていても…
離さなければ、一生外せないと思っていたネジでさえ、容易に外せるようになるんです。

10年前は、このネジザウルスの一種類だけだったような記憶が。
ですが、これほどの優れもの。
現在は、ノーマルだけでなく、色々な種類のペンチが販売されているようです。

会社員時代は、金属、特に特殊鋼を扱うスペシャリスト。
このペンチの材質は「高炭素鋼」とだけしかなく、もちろん、これで硬度が高いことはわかる。
ペンチが硬いだけでは、これほどの食いつきがよいわけもなく、ただ金属がもろくなるだけ。
ということは、熱処理が…

なんて、面白くもない、必要もないペンチの製造工程まで考えてしまいます(笑)

女性の方は関係ないと思われるかもしれません。
ですが、これこそ女性の方にもおすすめ。

非力であっても、ほぼ外せないネジはありません。
一家にひとつあれば、非常時に大きなヘルプとなります。

こんな優れ物ながら、3,000円前後で購入できてしまう。

こんな所にもメイド・イン・ジャパンが!
ニュージーランドの地方都市で大切に、長く愛用しているんです。

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