土曜日の午前、恒例のリサイクル・デー。
久しぶりにネイピアでの人だかりの中におりました。
例年以上に人気のようです、リサイクル・デー。
各家庭で必要のないもの、あっても邪魔な物を車で会場に持ちよります。
会場といっても、広大な芝生の公園、その一角。
ネイピアでは滅多にない、車の列が出来上がっていました。
午前8時半でリサイクル品を降ろす順番待ちの列です。
会場に到着するなり、おじいちゃん・おばあちゃんやボーイスカウトのボランティアがお待ち。
すぐに車からあらゆるリサイクル品を芝生の上に、ボンボンと降ろしていきます。
リサイクル品といえども、本当にガラクタから大型ソファーまで。
家具、衣類、おもちゃ、本、食器、窓、ドア、ボトル…
その人にとってはゴミであっても、誰かにとってはお宝かもしれません!
日本であれば恥ずかしくてリサイクルとも呼べないガラクタが集合です。
車で降ろし終えると、近くに駐車をして、今度はお宝さがし側に変わります。
次々と降ろされた物を見て探す!
まさしく、速攻でリサイクル!
先ほどまで邪魔物だったのに、次々と違う人の手に渡る。
子供たちも使い古しのことなど気にすることなく、おもちゃ探し!
親としても1ドルや2ドルでおもちゃを買い与えることができるので嬉しいかぎり。
中学生や高校生は、自室にソファやテーブルを格安で揃えることができる!
使う古された食器もあっという間に消えていくんです。
日本だったら、綺麗に並べられる骨董品も、この国では芝生の上に転がされています(笑)
この国らしいわぁ~
宝物として見つけられた物は、会場のレジに持っていき寄付金をお支払い。
待ち受けたレジのおじいちゃん・おばあちゃんと交渉。
「これ全部で5ドルでどうだい?」
ほぼいい値で現金を寄付。
きっと大きなソファなどは50ドル(4,000円ほど)とかとなるのでしょうが。
ほとんどのものは、ひとつ50円、100円の世界です。
今回は材木や、雨どいの部品、塗装時の必需品となる大きなカバーなどをゲット。
長いヨガマットは、ワークショップ(作業場)の床に敷かれることになるのです。
すべてで5ドルほどの寄付金でございます。
寄付金は地元の美化活動に使われるのです。
ニュージーランドというお国は、本当にリサイクル意識が高い。
欧米からも遠く離れていることもあり、新しい物が溢れている社会でもありません。
家も物も、直して長く使っていく。
年に一度、私もこの日を楽しみにしています。
ガレージの使わない物を減らすことができる。
そして、またお宝さがし!
多くの人だかりでも、マスク姿はゼロ。
コロナの影響もほぼ心配することなく生活できる。
今年は何よりも、それが本当に贅沢なことなのかもしれません。
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