今回は結構に長くなった日本帰国。
久しぶりにもどるニュージーランドは、夏の終わり。
相変わらずに暑かったり、寒かったりで落ち着きのないお天気。
暑くとも湿度も低く、日差しは強い。
冬の日本から、ニュージーランドの天候に適応するためには、少しお時間が必要。
でも日本の夏のように適応不可能!と体が悲鳴をあげることはありません。
2日もあれば、体も思い出す。
そんな時、本拠地ネイピアにて、ラグビー・プロリーグ「スーパーリーグ」のゲームが開催です。
それもスタジアムは自宅から徒歩10分もかからない。
マッチメイクも素晴らしい。
ハリケーンズ 対 サンウルブズ
なんとも困ったものです。
ハリケーンズは、ニュージーランドの首都であるウェリントンを本拠地とする愛すべきラグビーチーム。
黄色がチームカラー!
もちろん、ニュージーランド代表のオールブラックス・プレーヤーも所属する強豪チーム。
ハリケーンズのファン歴は14年、ニュージーランド在住歴と同じ長さ。
ニュージーランド在住最初の年、語学学校の生徒してウェリントンに在住しておりました。
それ以来の大ファンです。
対する、サンウルブズ。
ラグビーファンならご存知。
日本を拠点とするチームですね。
日の丸の赤をチームカラーとして活動。
2016年からスーパーラグビーに参戦するチーム。
でも毎年、最下位の最弱チーム。
今年できっとスーパーラグビーからの撤退(クビ?)が決まってもいます。
ハリケーンズのサポータージャージをしっかり着ながらも、大きな日の丸を背負ってスタジアムへ。
もちろんですが、南の底におおらかな国では、マスクをする人など誰もいません。
街中でマスクをしていたら、きっと誰かに通報されて、すぐさま病院に連れていかれることでしょう。
ラグビーですね。
ゲームは、もう予想を遥かに超える!
ハリケーンズの強さ!
サンウルブズの弱さ!?
これぞボロ負け、相手にもなりません。
前半開始早々に、サンウルブズがトライを取りながらも、そこからはずっとずっと劣勢。。
後半開始早々、ノーホイッスル・トライが2回連続!(泣)
つまりレフリーがホイッスルを1度も吹くことなく、ハリケーンズがトライ。
それを2回連続って… 初めて観たわ…
どうなんでしょう~
いくら今年を最後に活動休止といえども、恥ずかしすぎるゲーム。
昨年のワールドカップで日本代表が活躍したとはいえ、勘違いしてはいけません。
日本全体のラグビーは、まだまだ世界基準からは程遠いんです(泣)
ゲームスタート前には、どちらを応援しようかと迷っていました。
スタジアムは、もちろん、ハリケーンズファンが99.99%。
ハリケーンズのあまりの強さに唖然としながら…
仕方がなし、今日は日本人としてサンウルブズを応援したろ!
ってことで、スタジアムほぼ最上段から、日の丸降って応援。
応援しても届くこともない…
今までも日本のチームがニュージーランドで完膚なきまでに叩きのめされることには慣れているとも言えるが…
あまりに一方的な展開、スタジアムもハリケーンズの練習風景を観ているよう。
そんな中でも、後半にサンウルブズがトライをやっとのことで一つ奪います。
ここは立ち上がって日の丸を大きく振り、日本を鼓舞する!
ニュージーランドの地方都市、ネイピアで日の丸を降る日本人。
多くのkiwiが、そんな自分に大喝采を送ってくれるのです。
知らないkiwi数人が、握手まで求めてくれる。
同じラグビーファン、弱くも遥か遠くの日本から来たチームを応援。
そんな日本人に、可哀そうな眼差しもなく、優しい声をくれます。
(実は徒歩10分ほどの自宅から歩いてきたのですが 笑)
誰一人として、日本人にヤジを飛ばしたり、バカにするkiwiはいません。
結果は、64対15。
サンウルブズ、救いようのないほどに大敗です…(泣)
そういえば、2011年(もう9年前か…)のラグビー・ワールドカップ、ニュージーランド大会。
あの時の日本代表チームも本当に弱かった。
ニュージーランドの地方都市での日本代表チーム戦には、日本人のファンも少なく。
キックオフ前の国歌斉唱時、スタジアムでひとり立ち上がり、君が代を大声で歌いあげてやった。
そうしたら、スタジアムに対してでなく、わたしに対して、大きな拍手喝采をいただいたっけ。。
ゲームの記憶はありませんが、それは鮮明に思い出として残っています。
去年のワールドカップでは、オールブラックスの敗戦に国中が落ち込みました。
それでも、国民がラグビーファンのニュージーランドに変わりはありません。
あぁ~ ラグビー王国に帰ってきたな…
これから冬を迎えるニュージーランド、またラグビーの季節が訪れます。
もちろん、冬が深くなれば、オールブラックス戦を楽しむ時が来るのです…
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