前回の「食品衛生責任者 前編」では…
京都での食品衛生責任者講習を受けることになった経緯をお話。
会場は…
記憶が確かなら、某京都東急ホテル…
歩いて西本願寺さん前を歩いていったので、きっとそう。
何度か宿泊もしたことがあったので、懐かしく感じて会場へ。
やはり人気なのね。
受付を済ませて、ずらっと並んだ机とイス。
けっこう手狭です。
写真は、当日の講習前。
なぜにこんな写真を撮影したのか疑問(笑)
まさか何年後かにブログで使用するとは思いもせず…
講習に先立って、○○会会長のご挨拶。。
ここでも日本らしい利権の臭いがいたします(笑)
続いて午前9時半からの講習は「食品衛生法」
朝の時間でもある。
そして法規の授業ともなれば、それはそれは睡魔も襲って当然。
案の定、ほとんどの受講者が寝てはる。
様子からうかがうと、各企業や飲食店から命じられて受講している人が多そう。
ですが、こちとら身銭を切って受講をしております。
寝ている場合ではない。
できるかぎり知らないことを吸収してと。
たとえ法学部卒でも、大学で「食品衛生法」などは学んだことがありません。
それはそうか(笑)
長い長い3時間弱の講習を終えて昼食のお時間です。
コンビニで買ったおにぎりと菓子パンを食べて。
(しょうもないことはよく覚えているもの。。)
午後は「公衆衛生学」から始まります。
「公衆衛生学」は柔道整復師専門学校で学んだ経験があります。
最近のコロナ感染騒動で、いかに「公衆衛生学」が大切な知識なのか。
「公衆衛生学」は人の生命を左右する、よくよく理解できることと思います。
知識だけでなく、感染症予防の観点から「手洗い」の必要性。
そして実際の「手洗い」の方法を学ぶ。
以前に食品工場勤務をしていたので、すでに実践にて厳格な「手洗い」を遂行していました。
飲食の世界では基本ながら最重要。
ですが、ほとんどの受講者は昼食後で就寝中(笑)
最後となる科目は、「食品衛生学」。
こちらの講習内容は、今でもよくよく記憶に残っていることが多い。
なぜなら生きた知識として実生活でも活用しているからです。
たとえば、、
アニサキスの知識と対処法。
お魚をさばいていたら、イヤでも気にせねばならないこと。
カレーライスやシチューなど大鍋で料理したものを、常温で保存。
その後に増殖するウルシュ菌による食中毒の危険性。
弊社では日本人留学生のために、よく日本食パーティーを施します。
つねに食中毒に気を付けながら提供しなければなりません。
もちろんカレーライスも人気メニューです。
いかに安全な状態でパーティー開催時に食してもらうのか…
本当に「食品衛生学」の知識は貴重なものなのです!
すべてを詳細に知っている必要はありません。
ですが、学んだことがあるとないとでは、やはり違うのです。
そんな難しいことでなくとも、記憶に残っていることもあります。
業務用冷蔵庫では、料理前のトレイに入れた肉類は必ず下段に保存!
なぜなら肉汁(にくじゅう)が下に垂れる可能性があるから…
なるほど~
言われてみれば当然のことながら、飲食を業務で提供するなら大切よな~
将来、カフェ経営する時には気を付けないと。。
ほとんどの受講生が全滅状態で、机にひれ伏す中、私はしっかり感心しているのでした。
受講料の1万円分は元を取って帰ろう!的精神ではあります(笑)
こうして無事に長い講習も修了しました。
きっと講義中にどなたかが頑張って製作をしているのでしょう。
名前を呼ばれて、お土産をいただきます。
いえいえ、お土産なんて失礼なことを。
飲食店の見える場所に掲げなければなりません。
「食品衛生責任者」プレートと修了証でございます。
ニュージーランドでいつの日か、この日本語プレートを壁に!(笑)
日本人さんだけが気付くはずです!
ちなみにニュージーランドでも同様な講義、ライセンスがあります。
しっかりその証明書を店内に提示せねばなりません。
もちろん英語ですよ~(笑)
とても有意義な経験でした。
無駄な知識や経験など何ひとつないのだから…
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