学び と 資格 #16「食品衛生責任者 後編」

学び と 資格

前回の「食品衛生責任者 前編」では…
京都での食品衛生責任者講習を受けることになった経緯をお話。

会場は…
記憶が確かなら、某京都東急ホテル…
歩いて西本願寺さん前を歩いていったので、きっとそう。
何度か宿泊もしたことがあったので、懐かしく感じて会場へ。

やはり人気なのね。
受付を済ませて、ずらっと並んだ机とイス。
けっこう手狭です。

写真は、当日の講習前。
なぜにこんな写真を撮影したのか疑問(笑)
まさか何年後かにブログで使用するとは思いもせず…

講習に先立って、○○会会長のご挨拶。。
ここでも日本らしい利権の臭いがいたします(笑)

続いて午前9時半からの講習は「食品衛生法
朝の時間でもある。
そして法規の授業ともなれば、それはそれは睡魔も襲って当然。

案の定、ほとんどの受講者が寝てはる。
様子からうかがうと、各企業や飲食店から命じられて受講している人が多そう。

ですが、こちとら身銭を切って受講をしております。
寝ている場合ではない。
できるかぎり知らないことを吸収してと。
たとえ法学部卒でも、大学で「食品衛生法」などは学んだことがありません。
それはそうか(笑)

長い長い3時間弱の講習を終えて昼食のお時間です。
コンビニで買ったおにぎりと菓子パンを食べて。
(しょうもないことはよく覚えているもの。。)

午後は「公衆衛生学」から始まります。

「公衆衛生学」は柔道整復師専門学校で学んだ経験があります。

最近のコロナ感染騒動で、いかに「公衆衛生学」が大切な知識なのか。
「公衆衛生学」は人の生命を左右する、よくよく理解できることと思います。

知識だけでなく、感染症予防の観点から「手洗い」の必要性。
そして実際の「手洗い」の方法を学ぶ。
以前に食品工場勤務をしていたので、すでに実践にて厳格な「手洗い」を遂行していました。
飲食の世界では基本ながら最重要。

ですが、ほとんどの受講者は昼食後で就寝中(笑)

最後となる科目は、「食品衛生学」。
こちらの講習内容は、今でもよくよく記憶に残っていることが多い。
なぜなら生きた知識として実生活でも活用しているからです。

たとえば、、
アニサキスの知識と対処法。
お魚をさばいていたら、イヤでも気にせねばならないこと。

カレーライスやシチューなど大鍋で料理したものを、常温で保存。
その後に増殖するウルシュ菌による食中毒の危険性。

弊社では日本人留学生のために、よく日本食パーティーを施します。
つねに食中毒に気を付けながら提供しなければなりません。
もちろんカレーライスも人気メニューです。

いかに安全な状態でパーティー開催時に食してもらうのか…
本当に「食品衛生学」の知識は貴重なものなのです!
すべてを詳細に知っている必要はありません。
ですが、学んだことがあるとないとでは、やはり違うのです。

そんな難しいことでなくとも、記憶に残っていることもあります。
業務用冷蔵庫では、料理前のトレイに入れた肉類は必ず下段に保存!
なぜなら肉汁(にくじゅう)が下に垂れる可能性があるから…

なるほど~
言われてみれば当然のことながら、飲食を業務で提供するなら大切よな~
将来、カフェ経営する時には気を付けないと。。

ほとんどの受講生が全滅状態で、机にひれ伏す中、私はしっかり感心しているのでした。
受講料の1万円分は元を取って帰ろう!的精神ではあります(笑)

こうして無事に長い講習も修了しました。
きっと講義中にどなたかが頑張って製作をしているのでしょう。
名前を呼ばれて、お土産をいただきます。

いえいえ、お土産なんて失礼なことを。
飲食店の見える場所に掲げなければなりません。
「食品衛生責任者」プレートと修了証でございます。

ニュージーランドでいつの日か、この日本語プレートを壁に!(笑)
日本人さんだけが気付くはずです!

ちなみにニュージーランドでも同様な講義、ライセンスがあります。
しっかりその証明書を店内に提示せねばなりません。

もちろん英語ですよ~(笑)

とても有意義な経験でした。
無駄な知識や経験など何ひとつないのだから…

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