さっそくですが、お願いがございます。
面倒なことではございません。
まず「その1」をお読みください!
なんせ、「その1」のブログは1か月以上前のこと。
たった1分30秒で読み切れます。
実際、私もこの「その2」を書く前に読む必要があったほどなので(笑)
読まれましたか?
はい、では時を進めよう~
こうして2度目の膝蓋骨脱臼、つまり左膝のお皿が外に外れたんですね。
現在の光景は、救急車に運ばれベッドの上、激痛に悲鳴を上げつつ、救命士に押さえつけられております。
忘れていたこと、怪我をしたのは九頭竜スキー場。
スキー場、ということは街中ではない。
救急車は走れども病院に到着しない…
車が揺れるたびに膝の痛みが激増し、叫ぶ!
もちろん、膝のお皿が外れているということは、膝は屈曲伸展(曲げたり伸ばしたり)しない状態。
その状態で40分も走る、走る。
そしてやっとのこと、病院に到着。
いえ、きっと病院ではなかったはず、規模的に診療所?
運び込まれた診療所はひんやり感じるほどに、静か、誰もいらっしゃらない。
そうだ、年末だった。
休診中の、きっと当番医院。
到着するや、無理やりにもレントゲンを撮影される。
その後も冷汗流しながら、泣き叫ぶ。
そして運ばれたのは、今でも疑問、手術室の冷たいベッドの上。
見上げると、ドラマにも出てきそうな、手術室のUFOのような照明が光っている。
そこにいるのは、自分と若い女医さん。
薄暗い手術室のベッドのうえにいるわたし。
その横でなぜか難しそうな顔をする女医さん。
「ちょっと待ってて」
と言い残し、手術室に残されたわたし。
すぐに戻ってきた女医さん。
その手には、いかにも医学書っぽい本があります。
激痛の中でも、どこか冷めた脳みそが考える。
「このお医者さん、きっと整形外科医とちがう…」
それはそうだ、診療所での緊急当番のお医者さん。
もちろん、すべての専門医がいるはずもない…
手術ベッドの横で、座って医学書をめくっている…
とっても長く感じる時間が、シ~ンと流れる手術室。
そして突然、女医さん、何かを決心したかのように立ち上がり、何も言わずに手術室を飛び出る。
またひとり、取り残された怪我人…
どうなる、この孤独感と激痛…?
どのくらいの時間が経過したのかは、もはや記憶の外。
突然、ドアが開き、どこに隠れていたのか4人の看護師さん(女性)。
手術台の上に横わたる自分に、4人がカツカツと近づく。
そして上から4人で抑え込む!
まったく動けない状態の自分、そこに遅れて近づいてきた女医さん。
女医さんが脱臼した左膝に近づくや、ほぼほぼ気絶するほどの衝撃!!
人生で最高に大きな悲鳴をあげる自分。
スキー場で脱臼後、ずっと続いていた激痛、それが突如として和らぐ…
そうか、もちろん整形外科が専門でもない女医さんが、膝蓋骨脱臼の整復法を医学書で確認。
満を持して、看護師さんが自分の体を固定。
そして女医さん、左膝の外側に外れたお皿を外から押し戻どす!!
そんなことが起きたとわかるのは、しばらくしてからのこと。
その後、処置室に移動して点滴を受けながら落ち着きを取り戻していきます。
救急車がまた到着してはる…
そんなことを思いながら、寝ていると。
横におばちゃんが運び込まれる。
突如はじまる、心臓マッサージ!?
まんじりと横で点滴受けながら、見つめる心臓マッサージ…
それから数年後、自分が心臓マッサージの訓練とテストを受ける側となるのです…
26歳で迎える年始のこと。
ここから人生がおかしな方に。
もしかしたら神様か仏様に引きずり込まれるかのように激動の渦に巻き込まれていくのです。
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